DX推進に応募した理由
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今までの職場では、とにかく自分の作業をいかに「楽に」「早く」「変わらない精度」で仕上げるか、ばかりを考えていました。転職時に初めてDXという存在を知り、効率化を求める事自体が仕事になったらおもしろいなと思い、応募してみました。
初心者でもDXは出来る! -活きた経験-
業務上で意識することや、業務改善への考え方など、この10か月でいろいろ勉強させていただきましたが、それらがスッと入ってきた理由、私の考え方の土台となっているルーツを改めて考えてみました。
〇昔のインターネット文化「個人サイト世代」を生きてきた。
個人サイトとは、SNSが広く使われる以前、作品公開の場として多くの人が利用していた、自作のWebサイトのことです。(編集部注:俳優 阿部寛さんのホームページのイメージ)

個人サイトイメージ
当時は、スマホやガラケーでも個人サイトが作れる無料サービスがたくさんあり、テンプレートやHTMLタグを駆使した、個性的な個人サイトにあふれていました。
〇理想の個人サイト作成への執念
私が個人サイトを作っていたころ、テンプレートで作るだけでは飽き足らず、タグを検索し、HTMLをコピペして加工し、プレビューで確認しては微調整…という作業を延々と繰り返していました。
自分の手で作りこんでいく、その過程そのものに強くのめりこんでいたように思います。
特にこだわっていたのは、この2点です。
・トップページを開いた時に、見てほしい情報に自然と目が向く導線になっているか。
・自分好みになりすぎて、見やすさを失っていないか、見る気を削いでないか。
他の人が見る、ということを強く意識していた記憶があります。
さらに、他の方のサイトで素敵なページを見かけるたび、「このデザインはどう実現しているんだろう」「自分のサイトに組み込むなら…」と考え、調べて、試して、プレビュー確認して微調整…という作業ループにまた戻っていく…そんな日々を送っていました。
今思えば、肝心の載せる作品よりも、作品の箱となる「個人サイトを作ること」が目的になっていたかもしれません。

勤務中の一枚
〇DXで活きている部分
この執念こそが、今の私のDXでの考え方・業務姿勢にも強く影響しています。
個人サイト作成は趣味ではありましたが、そこで培われた「当たり前」は、そのまま仕事の進め方の土台になりました。
「わからないことを自分の知識に落とし込めるまで調べる根気強さ」
「理想のものを完成させるには、長いトライアンドエラーが必要だという感覚」
「今の環境でどう実現させるかを考える力」
「使う人(見る人)の視点を意識しようとする姿勢」
「今使っているものを変える事への抵抗のなさ」
これらは、仕事のために意識して身につけたわけではなく、長年の趣味で染みついた習慣が、たまたまDX業務にマッチしたという感覚です。
DX推進に大切な、2つのこと
そんなルーツのある私が「今」特に大事にしていることを2つお話しさせてください。
〇「めんどくさい」を無視しない
私は作業をするとき、面倒な作業ほど、あえて”めんどくさいな”と思いながら取り組むことを意識しています。
「ここだけ違うやり方だったらな」とか、「ここまで終わればあとは楽なのに」といった“負担のポイント”が見えてきて、改善の方向性がつかみやすくなります。
〇業務改善=効率化 ではない
業務改善と聞くと、「効率化」「自動化」という言葉が思い浮かびます。
しかし実際には、人の手で作業した方が安心できるもの、イレギュラー対応の多いものなど、無理に効率化しない方が円滑に回る業務も多くあります。
また、自動化やプログラムを多用すると、メンテナンスや開発のコストを見落としやすく、結果的にそのままの方が早かった、なんてことも。
私自身は、自分の業務効率を上げたいときは、大きく改善する前に、フォルダ整理やテンプレ作成だけなど、まずは自分の工夫レベルの小さな改善から始めることを意識しています。

編集部注:MさんのPCデスクトップ(…何も、無い!!)
業務改善には、効率化や自動化だけではなく、”ちょうどいいバランスを探ること”も大切だなと考えています。
DXに苦手意識がある方へ
現代のDXにおいて、特に「自動化」は欠かせない要素です。
ノーコードツールは”誰でも簡単”と謳われているものも多いですが、より便利に使おうと思うと、やはりコード知識や、プログラミング的な考え方が必要になります。
“誰でも簡単に使える”というのは、正直まだまだ現実的ではありません。
だからこそ、「使うべき」という運用ではなくて、必要だと思ったときに「誰でも使ってもいい」「わかる設定だけ使う」くらいまで、自動化や効率化に対する印象を軽くできたらうれしいです。
シマダのDX推進
シマダのDX推進の取り組みは、大きく分けて4つあります。
・RPAの導入
RPAとは、人がパソコンで行う定型的な作業を自動化するソフトウェアのこと。業務の属人化対策や、繰り返し作業を人の手から離すことが目的です。
運用面、使用ルールなども含めて検討をしています。
・グループウェアの見直し
現在使用しているグループウェアのよりよい使い方の検討や、他のグループウェアの導入の可能性を調査しています。
長期的かつ持続的なプロジェクトです。
・kintoneや社内ツールの使い方の検討
RPAの導入と同じく、業務の属人化対策や情報管理のしやすさを重視し、どこまでカスタマイズ性をもたせるかなどを検討しています。
・AI機能についての調査(動画作成サポートAI・チャットAI・グループウェア付属AIなど)
様々なAI技術が発達している今、シマダに導入すべきAIは何か。
また、AIとどう付き合っていくべきかを調査しています。
さらには、上司Hさんの突然思いついたアイデアが実現可能かを見極める作業もあります(笑)

Hさん直伝のメモ活用術。複雑な件を図解することでわかりやすく、共有しやすく。
私の担当業務は、過去の個人サイト作成の経験が活きるものがとても多く、非常に楽しく仕事をさせていただいています。
自分が使えるツールが増えたり、知識が増えたりすることも好きなので、仕事をしながらトレンドが知れて、さらにスキルをつけられるという環境はとてもありがたく、モチベーションを維持できる大きな理由の一つです。
最後に -みなさんへのメッセージ-
この場をお借りして社内のみなさんへ。
「kintoneアプリを作ってみたい」「自分の業務を少しでも効率化したい」といったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!
みなさんの業務や困りごとを知ることは、私にとっても大きな学びになります!
DX推進室で仕事をしてみて、自分でも思ってもみない経験が活きていることを日々実感します。そして、まずはやってみたい!と思う気持ちがあればどんな分野でも飛び込んでみることが大事だな、と思っています。「好き」は大きな力になる!そう思います。
片付け苦手な人が「効率化」を試みた
-編集後記-
記事についてMさんと打合せ中のこと。
本文中にも掲載した、Mさんのパソコンのデスクトップが目に入り、私は驚愕した。
私「え!デスクトップ、何も無いじゃないですか!?」
Mさんは何の気なしに、説明してくれる。
Mさん「これですか?この方法が私は一番楽なんです!フォルダは『作業中』のものと、主に資料を格納する『●●●』2つだけですね。仕事がスムーズに行えます!」
私「ち、ちなみに、そのフォルダの中身は…?」
Mさん「案件ごとにフォルダを分けていますよ。タイトルには◆マークをつけます。そうすると◆の数が多いほどリストの上位になるので、優先順位が一目でわかるんです!」

私「す、すごい……!!!……恥ずかしながら、私のパソコンはこんな感じで……。」

案件毎にフォルダをわけているものの、業務に追われるうちグチャグチャに……
※あくまでも業務が立て込んでいる時期のもの。
Mさん「えー!いいんですよ!!整理されていなくてもわかるならOKです!効率化は人それぞれですから!もちろん、個人的にご相談をうければ具体的なアドバイスをお伝えしたいな、と思いますが、あくまでも私のやり方です。」
……とても気遣いの出来る、優しいMさん。
どのようにこのデスクトップに至ったかを聞くと、仕事ができる!と思った人に整理術を聞いてみたり、たまたま目に入ったレイアウトを真似してみたりと、探求心がものすごく強い!
本当にDX推進というお仕事にぴったりの方!
会話中も筋道を立てて話してくれるので分かりやすい!
Mさんの爪の垢を煎じて飲みたい……。
そう思っている内は、「効率化」なんて夢のまた夢だろうな、とぼんやり思いつつ、フォルダの整理を試みた。
…うん。やはり、人には人の得意分野があるものだ。
仕事上ではMさんに頼ればいいのだ。支え合って大きな業務を成し遂げる。それが仕事というものだ。
きっと今日もMさんは我々の仕事を効率化してくれている。そんな安心感がある。
Mさん、心から、ありがとうございます。
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