冒頭から「ツァラトゥストラはかく語りき」の パクリ オマージュから始まりました。
哲学書。ニーチェ著。ゾロアスター教の教祖の名を借りた主人公の口を通して、キリスト教的な道徳を否定し、人間自身の可能性を極限まで実現して、権力への意志を遂行する超人の道徳および永劫回帰の思想を説いた。二〇世紀ヨーロッパの思想・文学・芸術に対して巨大な影響を与えた。(精選版 日本語大辞典より)
私は哲学者でもなく、ましてや時代は二〇世紀ヨーロッパでもなんでもないのですが。
弊社が50周年の記念品として、制作したのがメタモルフォーゼ(Metamorphose)というコンセプトブック。企業の○○周年記念品って、名入れの筆記用具やらグラスやら、が王道でしょうか。単に記念品を制作するのは、何かちがうなと、当時の担当者は考えたそうで。そこで、生み出されたのがこのコンセプトブック。今までの50年で培ってきたシマダグループの言葉を、今後50年、100年と紡いでいきたいという想いをカタチにしたのでした。ある意味シマダグループとしての思想を説くものであり、社員に対して影響を与え続けているものです。
そもそもMetamorphoseって何でしょうか。
①変形、変質、変態すること。
生物学においては生育過程において形を変えていくことをさす。
②日本におけるテクノフェスティバス(音楽祭)
③工藤静香さんの14枚目のシングル曲
④手塚治虫先生の短編漫画集。
1976年「月間少年マガジン」で連載された。
(Wikipediaより)
社内では知られているとは思いますが、
弊社がモチーフとしているのは①です。
昆虫の「いも虫が蝶」へ、「おたまじゃくしが蛙」へ変態するのと同じように
事業形態を変態しながら発展するシマダグループの考え方をまとめたものです。
ちなみに、これを私が最初にパッと見たときの印象は
『意識高い「系」の自己啓発書』でした。まあ、悪口ですよね。
自己啓発書を悪いと言っているわけではないのですが
「安易な成功を望む気持ちに付け込んだものが多い」
という印象です。その内容にある程度の妥当性があるとしても、それを読んで実行するだけでは、言葉は悪いですが、「従属的」で「奴隷的」な行動ではないでしょうか。
よく見るとこのMetamorphoseは「~しなさい」「~しろ」という内容はほとんどありません。
どちらかというとあまり答えらしきものはなく、その文章の先には
「自分で考え、想像する」事に対してのヒントがちりばめられています。
Metamorphoseを見なくてもシマダグループで楽しく過ごせますが
Metamorphoseを見て、実践できればシマダグループを「もっと」楽しく味わう事ができる。
さて、Metamorphoseのページを、一緒にめくってみませんか。
今よりもう少しだけシマダグループの事がわかってもらえると思います。