まずは自分を好きになってもらうこと
第一印象は爽やかさを絵にかいたような好青年。
彫りの深いマスクと高身長で俳優のよう。
学生時代はバスケットボール熱中し、趣味はHIP HOPという。
よく『イケメン』って言われませんか?
「いやあ、そんなには。どちらかというと『ハンサム』って言われたいですね。」
と、白い歯を見せながら笑った。
『イケメン』は「イケてるメンズ」と容姿の整った人を指すが
『ハンサム』は顔立ちだけでなく、態度や風采もよく性格までひっくるめての事を
言うらしい。(諸説あり)
「僕の場合、営業なのでまずは人に好きになってもらう事からだと。」
不動産売買は信頼関係があってこそ成立するもの。
相手が何を求めているか、何を期待しているかを理解し応えるべく、
信頼関係が築けるように動いていくという。
新卒で大手不動産会社に入社。
戸建・土地・マンション・収益物件の仲介営業を担当。
仕事は楽しく、やりがいもあり、お客様と信頼関係を築けるのが嬉しかった。
数億円程度の案件を手掛ける事もあり、何より誰かのターニングポイントに
立ち会える事への高揚感もあった。
それでも、転職を決意したきっかけや入社を決断した理由はなんだったのだろう。
「自分の場合、現在の上司に知り合い、そのご縁で誘ってもらいました。最初はお断りしていたのですが、そのうち将来キャリアについて考えるようになって。」
日々の仕事にはやりがいはあるが、時間が経つにつれてマンネリ化してきた部分も見えてきた。
売上を積み上げるだけでよいのだろうか。
ちょうど悩み始めた時期だった。
「10代の頃は『つまらない大人』になりたくないって思っていました。
ベタですよね。30代を迎えるにあたって、ふとその頃の自分を思い出したんですよ。」
いい意味でも悪い意味でもルールがない
前職はかなり堅い会社で何をするのもルールに縛られていた。
稟議をあげるのにも 複数の部署と責任者の承認を得なければいけなく、
決済まで2週間かかる事も。
「今の職場は、早くて。3日くらい。
『OKならOK!』『ダメならダメ!』で、メリハリもスピード感もあります。」
入社前に『いい意味でも悪い意味でもルールがない』と言われたが
本当にルールがなくて驚いた。
正直、戸惑う事も多く「大丈夫か」と思ったことも。
ただ、逆に発想を制限されず自分で考えて行動するので成長につながるとも感じたそうだ。
「とにかく個性的な人が多くて、入社してしばらくは戸惑いました。
最初はちょっとおかしい会社だと。笑
でも、それって会社が『個』を尊重しているからだということかなと。
自分をだせるというか、縛られないというか。。」
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(後日、野島さんをこの会社に誘った上司にその理由を聞いてみた。)
理由ですか。
うーん。まあ、取引していた時から印象が良かったですよ。
身だしなみもきっちりしていたし、反応も良く、打てば響くっていうか。
とにかくポジティブで、活動的。何より社風に合うかなと。
真面目にやる時は真面目にやる。はっちゃける時にははっちゃける。
-ちなみに、シマダアセットパートナーズの事どう思いますか。
え!? まあ おかしな会社、、、他にはない会社ですよね 笑
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自分を発信できる人に向いている
入社して早々上司からあるプロジェクトに関して「どう思う?」と聞かれ
何をするにも自分の意見や考えを持つことが大切だと気が付かされた。
「入社してそんなに経っていませんが、今の仕事は多岐にわたります。
仕入れ・販売・管理部門と協力して大家さんの資産の組み換え。建築的な知識もすぐ横に建築部門の人たちがいて、教えてくれます。今では土地仕入れ検討段階で、建築プランを入れ込む事ができるようになりました。今後は介護施設用地を仕入れたので、さらに大きなプロジェクトに関わっていく事になります。そこでも自身の意見をしっかりだせたらなと。」
「この仕事やりたい!」という想いを大事にするので自ら発信する事が求められる。
面白いと思ったことはなんでもやってみる。
将来的には不動産を全て極め、独立する気概でやっていきたい。
そんな想いもある。
シマダグループに向いている人はどんな人かと尋ねると。
「迷ったら『とりあえずやってみよう!』という人。
チャレンジしたいという想いをくみ取ってくれる会社です。
なんでもやってみよう!という考えから始まり、なんでもやらせてくれる。
決して大手企業ではないですけど、逆に大手にはない、柔軟性があります。」
「面白い大人」になるということ
HIP HOPお好きなんですか?
インタビュー終わりに聞いてみると
「まだ、何者でもない自分が何かを成し遂げられるよう、奮い立たせるために聴いています。」
彼は再度、笑いながらそう答えた。
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時間はいつも俺を置いていく
また、一つ老いていく言い訳ばかりを覚えていく
当たり前の事を当たり前にできなくて
苦し紛れに「つまらない大人なんかにはなりたくない」
俺はなんでもないとそう気付けた時
それは真の意味で俺が俺を見つけた時
(♪ Creepy Nuts 朝焼け)
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今の会社にいれば「面白い大人」に成長できるかなと。
10代の頃の自分がなりたかった大人になれるよう奮闘中といったところですかね。
窓から差し込む光 終わりと始まりを告げる朝焼け。
そんな朝焼けを眺めながら、彼は今日も進んでいく。