ハワイへの長い道のり
ハワイ!と聞いたら何を思い浮かべるだろうか…。
おおよそ返ってくる答えは「ビーチ!」「常夏!」「ロコモコ!」
いえいえ我々マラソン部にとっては「ホノルルマラソン!!」
この一択である。
なんと2024年は、マラソン部顧問のT社長が60歳の還暦を迎える年。
ならば皆で記念にホノルルの地を走ろう!そして還暦をお祝いしよう!
かくして9年ぶりに、シマダホノルルマラソンツアーが企画されたのであった。
それにしても本当に行けることになるとは…。
さすが課外活動も本気で楽しむ社風である。
(過去、2010年・2015年と参加しております。実は社内のあの人も走っていた…!
完走者、ぜひ探してみてください)
各々準備を重ね、待ちに待ったフライト日…。
緊急事態発生。
なんと予約した飛行機のうち2便目が機体故障のため、
離陸3時間後羽田に引き返す事態に。
別便で先に到着した4名は寂しいかな、少人数で一足先にハワイを観光。
~不安の中しっかりラントレーニング~
一方羽田で足止めをくらった10名は、なんと飛行機を翌日まで待つ状況となる。
本当に飛ぶのか、このままホノルルのスタート地点に
もはや立つことすらできないのでは…。
絶望に追いやられたのであった。
自宅に一旦帰る者、はたまた東京のホテルに泊まる者…。
不安の中一夜を過ごしたのである。
しかーし、マラソンの神様は見捨てなかった…。
TTP(東京トラベルパートナーズ)の皆様の献身的なサポートもあり、
無事翌日の飛行機のチケットを確保。
何とか1日遅れでハワイに到着し、ようやく全員集合したのであった。
(翌日はマラソン本番!)
遅延組はどっとくる疲れに耐えながらも、皆で前日受付を済ませ、
前夜祭をしたい気持ちを抑え、早めに寝床についたのだった。
待ちに待ったマラソン当日
AM3:30 真っ暗闇の中集合 皆でスタート地点へのバスに乗車
(なんとまあパーティー仕様のギラギラバスに一同ハイテンションに!
このままゴールまでいかないかしら…。なんて)
~スタート直前の写真~
AM5:00 ド派手な花火が打ちあがるとともにスタート!!
スタート直後は聞いていたとおり人、人、人で中々思うように進めない…。
AM7:00 このあたりで日の出。太陽を拝みながらのRUNも気持ちがいい。
(まだ気持ちにも余裕がある)
コースは町を抜け、
どんどん山(かの有名なダイヤモンドヘッド)へと突入していく。
このあたりから坂道がでてくるなど、アップダウンが激しくなってくる。
(想像以上の急こう配に、折り返し後の更なる地獄を想像し、もはや笑えてくる)
途中、体力がなくなりつつある我々を励ますかのように虹も…。
日が出てきてからの後半戦は暑さとの闘い。
照りつけるホノルルの太陽に、体力もじりじりと奪われていく…。
そんな時、28KM地点では
会社として長年お世話になっている
ハワイ在住の加藤さんご一家が応援でスタンバイ。
愛情たっぷりのおにぎりやバナナをご用意くださいました。

~弊社で働いていたこともある娘さまも、今回初マラソンで参加!~
ホノルルマラソンは沿道の応援も盛大!
(クラクションを鳴らしてのド派手な応援に、海外にいることを実感)
そしてマラソンといえば、30KMからが本番!
今回は初のフルマラソンが9名。皆、未知の領域へと足を踏み入れた。
最後の最後に上り坂が待っているという、ランナー泣かせのコース。
とにかく完走したい!!!の想いのみで、重くなった足をひたすら前に動かす。
GOAL付近はランナーを迎えようと多くの応援の人々でいっぱい…。
最後まであきらめない…!
~GOALしたと思ったら、実はGOALまであともう少しあると知ったW氏~
~二人三脚でGOAL!!!~
各々色々な想いを抱えながらGOALテープをきった。
無事14人全員完走!!!
早い者は3時間半から、途中から歩いて必死に目指した9時間走者まで…。
そこには42,195 KMを乗り越えた者にしかわからない感動が生まれていたのだった。
完走者たちの宴
「何のために走るのですか?」
この質問に、多くのランナーはこう答えるだろう。
「ゴールした後の1杯のため!!!」
我がマラソン部も例外には及ばず、
いつだって走った後の仲間との乾杯を非常に非常に楽しみにしているのだ。

全員完走おめでとう!!そして何より!顧問還暦おめでとうございます!!!
ハワイの地にて、定番の赤の‟ちゃんちゃんこ”でお祝い。

~完走Tシャツとメダルを手にキラキラの笑顔~
宴では今回のチャレンジを通して、
それぞれが感じたことをそれぞれの言葉で共有しあった。
「9年前のタイムを超え、過去の自分に勝つことができてよかった!」
「初めてのフルマラソン、途中涙がでそうになったけど沿道の応援に助けられた!」
「ホノルルマラソンを走るという10年越しの夢が叶って、
本当に参加できてよかった!」
1人1人にとって、格別な体験となったことは間違いない。
またいつか、マラソン部でホノルルの地に戻ってこられますように。
最後に、
今回心温かく送り出してくださった現場の皆さま、本当にありがとうございました!
また、日本からエールをくださった皆様にも改めて感謝申し上げます。
MAHALO