2025.10.28

あなたの内定式を覚えていますか?
「忘れられない社長の話」

みなさんはご自身の内定式って覚えていますか?役員の話って覚えていますか?
10月1日は多くの企業で内定式が行われました。シマダも例にもれず、華々しく開催。参加者によると、どうやら今年の役員の話は例年以上に忘れられない話だったとのこと。一体どのような話だったのか。社員の方々に語っていただきました。

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「忘れられない社長の話」
Summary
  1. 社歴6年目 人事部 Kさんの話
  2. 社歴2年目 人事部 Nさんの話
  3. 社歴7年目 ビジョナリー企画部 Kさんの話
  4. 社長 本人の話
  5. あとがき
  6. 音声はコチラ

社歴6年目 人事部 Kさんの話

音声は【コチラ

「シマ報で内定式の記事を書くんですね。了解しました。

内定式は毎年、人事部で企画しています。今年も直前まで準備を入念に行っていたので、終わってちょっとホッとしているところです。

今年の内定者は全員で16人です。

『介護事業部』に7人、ホテルや飲食事業を行う『ホスピタリティ事業部』に6人、『不動産事業部(通称:SAP※サップ)』に3人ですね。

一番初めに介護事業部の島田忠社長がシマダグループの歴史について話してくれました。精米店から始まって、時代の変化に伴い不動産事業を営むまでの移り変わりの話は、改めて、自分たちの仕事に取組む姿勢を正すきっかけとなりました。

 

 

それから、毎年のことなんですが、内定者のみなさんはガチガチに緊張をされていて…!
そりゃそうですよね。

役員がずらっと勢ぞろいですもんね。

 

 

 

そんな中、賃貸部門の島田一成代表がみなさんの緊張をほぐしてくれました!

 

 

 

『これから大変な壁に当たる時も必ずあります。そんな時、同期は大切な仲間になります。内定者同士で仲良くしてくださいね。ではみんなでハイタッチしましょう!』

って。

内定者同志はもちろん、隣り合った役員の方々もハイタッチしていた光景はちょっと微笑ましいというか、空気がとても和んだ瞬間でした。

 

印象に残った役員のお話ですね。役員の方々のお話はどのお話も、より仕事を頑張ろう!という気持ちになったのですが、不動産開発のグループ会社の佐藤悌章(よしあき)社長の話も印象的でした。

 

 

内定式は去年に続いて、当社が運営しているホテル&レジデンス六本木(通称H&R六本木)で開催したんですね。
実は、10月1日はこのH&R六本木の誕生日でもあるんです。今年で13回目。
ホテルとアパートメントが一緒になった、この一風変わったホテルが生まれるまでには本当に苦労があって。

 

古くなってしまい景観を壊すような建物を、リノベーションをして生まれ変わらせた経緯を、実際に経験された悌章社長だからこその熱量でお話されていて、とても感動しました。

 

中でもオープン日が二回も伸びてしまって、ようやく10月1日に決まった前日の話が心に残っています。

 

前日は日曜日で、特にみんなで集まろうという話はしていなかったそうなのですが、関わっている不動産のスタッフ、ホテルのスタッフなど自然に次々と集まってきたそうなんですね。

そして、みんなで最後に大掃除をしてオープンを迎えたそうです。

 

自分たちが今立っているこのホテル、場所って、そんなに多くの人たちの想いの上で出来上がったものなんだ、と感動しました。
普段、会社の歴史を聞く機会はなかなかないので。しかも実際にその場にいた社長からなんて。

 

これまで関わってきた方々の想いを無駄にしないよう、仕事において自分が何ができるかしっかりと見つめなおしました。

 

え?私の内定式の役員の話を覚えているかって?
うーん、私はシマダには中途入社で、新卒の時は食品メーカーに就職したのですが…

 

ごめんなさい!
正直、内定式が開催されたレストランの食事のことしか覚えていなくて…中華がとても美味しかったんですよね…

 

…そういえば、同じ人事部のNさんは司会をされていたんですが、2年目で内定者とそう変わらない立場で聞いていたので、また違うお話が聞けると思いますよ。」

社歴2年目 人事部 Nさんの話

「悌章社長の話ですか!
司会という立場でしたが、間近で聞いていて、とても感動しました。特に私は、悌章社長が仕事をしているところしか見ていないので、家族のお話をされたことにハッとしました。もともと家族の話に弱いので、なおさらです。

家族のお話をされる中で、特に心に響いた言葉がありました。

 

『社会人になるとなかなか子供とのコミュニケーションがとりづらくなる。子供とどう付き合うか、自分も悩んでいます。でも、子供の一番の応援団は自分でありたいと思っていて。ぜひ帰ったら、今日の内定式の話をしてくださいね。そして、両親の内定式の話もぜひ聞いてみてください。』

 

って。

 

子供は社会人、いわゆる大人だけど、親から見たら、子供という関係性は変わらない。歳を重ねても関係性はもちろん変わらない。

 

そんなことを改めて実感して。でも、どうしても話す回数は減ってしまっていたな、と。それをふと思い返してみることが出来ました。

 

『私ももっと仕事の話をした方が、親孝行になるかな』

 

『コミュニケーションをもっととったほうがいいのかな』

 

と考えなおしたんですね。社長というお立場ですが、自分の親の気持ちを聞けたような気がしました。そして、実際に、帰ってから私は2年目という立場ですが、内定式の話を同居している親に話しました!

 

親は

 

『1年前は内定者だったけど、今年は式の司会者という立場になって。部署が変わるなどいろいろあったけど本当に成長したね。』

 

と言ってくれて嬉しかったです。

 

内定者にとっては、この社会人になる節目というのは、親から自立する、一つの線引きでもありますよね。いわば、親への感謝を振り返るきっかけでもあるし、自分の将来を考えるきっかけにもなります。
そんな絶妙なタイミングでのお話が本当に忘れられなくなりました。

 

内定者のみなさん

 

え?私の内定式の時の役員の話ですか?

 

そうですね…もちろん忘れてはいないんですが…内定式の話も印象的だったので、どちらがどちらかわからなくなっていて…

 

…もちろん忘れてはいないですよ!絶対に!!

 

そうそう!そういえば、現場にカメラマンとして来ていた、ビジョナリー企画部のKさんもとても感動していらっしゃいましたよ!」

社歴7年目 ビジョナリー企画部 Kさんの話

「内定式の話ですね。

 

はカメラマンとして参加して撮影に集中していたので、限られた範囲でしか参加できませんでしたが、お話しますね。

 

参加している中では、役員の方々の話に感動しました。会社に帰ってから、みなさんにお伝えしたくらいです。中でも、鮮明に覚えているのは悌章社長の話ですね。

 

ちょうど13年前、H&R六本木がオープンするまでの裏話が印象的でした。個人的にも、もともとH&R六本木で働いていた人間なので興味深かったですね。5年間働いていても、聞いたことが無かった話です。コンセプトや想いというのはもちろんわかっていましたが、もう少しリアルな話でした。

計画を進める中で『明日は開業だよ、どうしよう』というような話です。その時のみんなが緊張している様子が手に取るように伝わってきました。

 

内定者の方々も、仕事がピークの時、何かの本番の前など、その時は大変な思いをするかもしれないけれど、将来的には、いい思い出、いい経験になり、自分の宝物になるよ、というそんな励ましの心が伝わってくるお話でした。

 

それから、明日オープンだけれど、これが出来ていない、あれが出来ていないって、次々問題が出てきたそうなんですね。そこで、社長も含めてその場にいる人みんなで、窓を拭いたり、いろいろな力仕事をしたりして。

 

一人じゃない、みんなで目指している方向があって、それに向けて仲間と一緒に仕事をするんだよ、というチームの大事さ、仲間がいるという安心感が伝わってきました。

 

 

年月がたってもその思いを自分の中で大切にしている社長の姿もとても印象的でした。決して人を駒として見ずに、建物は人がつくったもので、人は一人ひとりの役目があり、そして一人ひとりにストーリーがある。

 

忘れられない話でした。

 

 

自分はポーランド出身で、ビザの申請などのため内定式には参加できませんでした。

内定式は日本独特な文化の一つですよね。

 

この文化についての感想は去年初めて参加したことを記事に書きましたので、見ていただけると嬉しいです。
『フリーフロー付き、泊まれる内定式へようこそ。』」

 

社長 本人の話

「私も久しぶりの内定式への参加でした。

 

何を話そうか考えていた時に、新卒入社の社員から、内定式の話を覚えていないと聞き、そりゃそうだよなぁ、と共感しながら少し残念な気持ちも。

でも、たぶんそれは、、、

聞く側は緊張しながらちゃんと聞いてくれてる。
印象に残らないのは話す側の問題だと。
であるならば、
とにかく心に残る話をしたい、と思いました。

 

そんな時に、会場はH&R六本木と聞き、日程はもちろん10月1日。
その日は僕にとって記憶に刻まれた忘れられない日。しかもその記憶の場所で。
内定式とは関係ないかもしれないけれど、その「記憶」を伝えたい!と強く思いました。

 

それを伝える事で、ホテル・介護・SAPの事業を繋げる事ができ、
今ここで働いているホテルスタッフにも聞いてもらえる、という幸運。
加えて、今年の10月1日は介護のグランジュール吉祥寺南のオープン日という偶然も重なって。

H&R六本木オープン前日の記憶を話したい。

 

 

話しながら、
『今日は僕にとって忘れられない大切な日。ここ、H&R六本木の誕生日、です。』
その瞬間に、えっ!と驚いた表情の方がいて、
(よしっ、聞いてくれてる。ありがとう。)と嬉しくなり。

 

『前日9月30日の夜、皆で大掃除を終え、ここココノマに集まった時には自然に涙が溢れてきて、明日は最高の笑顔でお客様を迎えよう!』
という想いを、そこで働くH&R六本木のメンバーに向かって伝えてみたり。

 

『全ての施設をSAPで設計します。』とSAP内定者の顔を見ながら、
(あなた達の仕事だよ。)と送ったメッセージを受けとめてくれた!と感じられたり。

 

『僕にも皆さんと歳の近い2000年と2002年生まれの子供がいます。』
と話した時には、私たちと同じじゃん、と身近に感じてくれたような表情を見て取れたり。

 

内容を伝えたいという想いと共に、聞く人の気持ちを感じ取れるのはとても嬉しい事です。
自分の仕事を担いながら聞いていた3人の社員が、話を覚えていてくれて、しかも内容を咀嚼してくれて、感謝と共に安堵感があります。

 

内定者も忘れないでいてくれるかな。
両親に話してくれたかな。」

あとがき

大切な行事に必ずある、代表の方々の挨拶。

大変失礼ながら挨拶があることを当たり前に捉えてしまっていましたが…挨拶する側もいろいろな想いを抱えながらお話されていることを知りました。

記事を担当しているEは今回内定式には参加できなかった身なのですが、忘れられない内定式になりました。

さて、4月の入社式はどのような挨拶をされるのか…!

内定者のみなさん、どうぞご期待ください!?

 

このような普段は見せない裏側をお伝えする記事にも関わらず、快くご協力いただきました悌章社長、ありがとうございました。

音声はコチラ

音声版のシマ報です!
ぜひ電車に乗りながら、家事をしながら…以下のリンクよりお聞きください♪

【stand.fm 内定式で「忘れられがちな役員の話」が、「忘れられなくなった」話

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