旅立つ前の準備
家族会議の上、まなたびに参加できることになって嬉しい気持ちもあるが、
6日間家を空けることは不安の方が勝る。
心配性な私はまなたび出発の2カ月前から準備を始めた。
(夫になるべく文句を言われず私が心置きなく羽を伸ばせるように…)
1つ目は人員配置。
うちには長男(小学2年)と次男(5歳)がいて、
次男は幼稚園への送り迎え必要なため、
夫だけでは心配なこともあり義母を召喚要請。
念のため、仲の良いママにも不在になることを伝達。
(送り迎えしてもらって助かりました。)
2つ目は情報共有。
まずは夫への情報共有。
子供たちの登園準備、宿題チェック、学童の登録などなど
やることは多岐にわたるが、これらのことを夫はほとんど知らない。
アナログ人間の私は紙に書きだした。
書き始めて2ページ目になってふと不安になった。
「あれ??夫は長男が何組か知っているのか。」
基本中の基本情報だが胸騒ぎがして聞いてみた。(ある種の女の勘だと思う。)
「ねぇ、長男が何組か知ってるよね?」
「当たり前じゃん。2組でしょ。」
「それ去年のクラスね。」
「そうそう。今年は3組だよ。」
「違うわ!1組だよ!!」
3クラスしかないのに…当たらない、いやいや知らない。
先行きが不安になるとはまさにこのことだろうか。
そして、子供たちにも情報共有。
1カ月前から情報を小出しにしながらママがいないことを擦り込みしていたが、
前日まで長男は泣いていた。
これには参った。
でも、次男は意外にもケロッとして
「ぼくはだいじょうぶだよ!ママまってるね。」と、なんとも頼もしく成長を感じた。
いざ、オーストラリア!
子供たちが不安な気持ちを少しでも軽くできるように
初日のご飯や大好きなおやつもぬかりなく用意をして、
2人にお土産を必ず買ってくるよ!と、しっかり約束をしたら覚悟をしたようで
最後は笑顔で送り出してくれた。
今回、まなたびの目的は1つ!
他事業部とのコミュニケーション。
普段会社の人とコミュニケーションを取る時間がないので
とにかくいろいろな人と話したい。
残業も飲み会も気軽に参加できない私は、
会社の人とコミュニケーションをとれる機会が少ない。
シマ報をご覧になっている方はわかるかもしれませんが、
うちの会社は他事業部と連携して仕事をすることが多いこともあるが、
他の事業部が今どんなことをしているのかも知りたかった。
真面目な話・・・
お客様に他事業部の紹介をする時には、
聞きかじった話よりも自分で体感したことの方が伝えやすい。
オーストラリア・シドニーへの渡航時間は約9時間、時差は1時間。
渡航した5月は日本の11月ぐらいの気候で
朝晩は少し肌寒くも感じたが滞在期間はほとんど雨だった(笑)
これはグループ会社の日本酒「雨降」の影響なのか・・・
しかし、最終日の自由行動の日が快晴だったことは、みんなの日頃の行いの良さだったのか。
滞在期間5日間は目まぐるしかった。
ワイナリー2か所、ウィスキー蒸留所、
不動産4件視察、シドニー観光と、ものすごく濃密な時間だった。
各研修を細かく伝えたいが、
文字にすると読んでいる方も疲れてしまうので、写真で感じて頂きたい。
その濃密な時間の中、
他事業部の人ともたくさんコミュニケーションをとれて充実した時間だった。
ちなみにその頃日本では、
夫は義母と親子水入らず深夜までサシ呑みしていたらしい…。
結果的にお互いにとって「よい時間」を過ごせた5日間だった。
帰国後に感じた「いい時間(とき)」
帰国して約束したお土産を子供たちに手渡し、旅の写真を子供たちに見せると
見たことのない景色に感動し、
私の旅の話を興味津々に聞いてくれたことに子供たちの成長を感じた。
そして、離れた距離の分子供たちのことをより愛おしく思い
しばらくは何をやらかしても怒らず受け入れられて平和な時間が少しだけ訪れた。
ママが家を空けることはハードルが高いことかもしれない。
いろんな人に「本当に行くの?」「どうして?」なんて言われた。
大げさかもしれないけど、
家族が承諾してくれるのならば
少し旅に出てみると1度きりの人生、得られるものの方が大きいかもしれない。
いや、私は大きかった。
年齢重ねてもそう思えるのだから、
年齢が若ければ、その刺激を受け取れる反応速度は
圧倒的に早いと思うから羨ましくも思う。
来年のまなたびに参加できるように今から家族サービスしようかな(笑)