タバコと私
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みなさんは、タバコにどのような思いを持っていますか?
せっかくなので、喫煙者と非喫煙者の垣根をなくしたく、タバコについて考えてみたい。が、早く喫煙所情報が知りたい方は読み飛ばしていただいて構わない。
上記の目次をクリックしていただくと、当該箇所に行き当たる。
なぜ私がタバコに関心があるかというと、非喫煙者ながらタバコは人生の中でもキーアイテムだと感じているからだ。
・小学生の頃、父が母にこっそり隠れ裏庭で吸う後ろ姿を見ていたこと(その後大ゲンカの火種に……)
・大学生の頃、居酒屋バイトでお客様のため銘柄を必死に覚え買いに走ったこと(赤マル、ブンタン、ボックス、ソフト……など懐かしいタバコ用語の数々)
・大学生当時、お付き合いしていた方が喫煙者だったため、すぐ買えるよう私がタスポを持ち歩いていたこと(ちなみにタスポは2026年3月末に廃止予定)
そして、家庭を持った今、夫が付き合い始めの頃に辞めたはずのタバコを仕事のストレスを言い訳に再開し、ことあるごとに言い争いとなっている。
・家族でお出かけの際、いなくなったと思ったら、タバコを吸いに行っていた。
・小さな子供がいるのに、タバコを手の届くテーブルの上に置いていた。
・換気扇を回し忘れ、タバコの匂いがする。
いけない、いけない。
家庭内でも分断を生み出すところだった。
もちろん、夫のような喫煙者の方ばかりではないと思うが、きっと喫煙者の方々はよりタバコに対する思い出や思い入れがあるはず。
さらに、国民の三大義務の1つ、納税もタバコとは切っても切り離せない関係だ。年間のたばこ税は総額2兆円を超える。一般財源として、公共のインフラ、例えば、下水管の補修や、道路の整備などに使われている。喫煙者の方々には健康にぜひ気を付けていただきたいと思いつつ、感謝しなくてはならない。
それなのに、まるですべての喫煙者が悪かのように、本社周辺には禁煙の看板が立ち並ぶ。この記事をお読みいただいている方はもちろん路上喫煙をしていないと信じているが、これでは、非喫煙者のタバコへの嫌悪感も助長してしまうのではないか。


また、聞いたところによると、賃貸部門のAさんは日中吸う所が無くこのまま禁煙が出来るかなと思ったところ「夜めっちゃ吸っちゃう」とのこと……。喫煙者の方々のストレスが心配だ。
今回の記事では、社内の喫煙者の方々の思いを聞き取りつつ、取り急ぎ喫煙所を3つ選出した。
もちろん、みなさんは休憩時間の範囲内での利用であることをここに明記しておく。決して職務怠慢ではない、はずだ。
ドトールコーヒー
まず、ビジョナリー企画部Eさんから伺ったのは、本社ビルを出て目の前の甲州街道を挟んだ斜め向かい。

本社ビル(新宿文化クイントビル)を出た所の景色。赤矢印の箇所。
【徒歩およそ5分のドトールコーヒー】だ。(シマダグループのドアから店舗までの広報Eの実測。横断歩道が2つあるので捕まった場合。目の前の甲州街道の横断歩道は切り替わるまで約2分と長いので注意。タイミングが良ければもう少し早く着ける)

ドトールコーヒーは2019年、受動喫煙対策として、店舗を以下の3つに分けている。
(参考:日本経済新聞2019年1月19日配信記事)
①完全禁煙
②紙巻きと電子タバコが吸える店
③電子タバコのみ吸える店
ここは、②の紙巻きと電子タバコが吸える店。

私、広報Eも喫煙者の方の気持ちを分かりたく、来店してみる。
以下、私の感想だ。
平日月曜の午前中、マグカップのホットコーヒーを注文し入店。
コーヒー片手に、入店してすぐの禁煙席を通り過ぎると、奥にガラスで隔てられたSmokimg Roomを発見。
自動扉が開くと、香ばしい木のような香りが漂う。
カウンター席は約10席。テーブル席が2つ。サラリーマンや学生風など男性がほとんどだ。禁煙席はガラガラだったが、Smoking Roomはほぼ満席。きっとそれぞれ募る思いを抱えてようやくたどり着いた、オアシスのような場所なんだろう。みなリラックスした様子でスマホを眺めながら、タバコの煙をふぅっと気持ちよさそうに吐き出している。
Smoking Roomのさらに奥には、再びガラス戸でしきられた紙タバコ用のブースがあった。椅子が3脚、スタンド式の灰皿が4つ。ルールが厳格で、入り口にベタベタと貼り紙が3枚貼られている。
・飲み物の持ち込みは禁止。
・1人1本まで、2分を目安に退出しなくてはならない。
・利用する場合は必ず商品を購入すること。
ブースでは、白髪の高齢の女性がユラユラとクールに煙をくゆらせていた。
●住所 東京都新宿区 西新宿 3‐1‐5
●電話番号 03-5325-5763
●営業時間
平日 6:45-21:30
土曜 7:30-21:00
日祝 7:30-21:00
●総席数 61
総禁煙席数 45
総喫煙席数 16
分煙種別 喫煙席(加熱)・喫煙ブース(紙・加熱)
●施設・設備
コンセント
完全分煙
新宿NSビル29階、1階
Eさんから喫煙者情報も入手し、不動産開発・建築事業を行う、シマダアセットパートナーズ(通称:SAPサップ)のSさんにも伺った。
「【NSビル29階の喫煙所】は広いしおすすめかな。」
本社ビルを出て真っすぐ進み、横断歩道を二つわたった所、徒歩8分ほどだ。

気圧の変化で耳がぼわっとなりながら、エレベーターで29階に上がる。
フロアには飲食店が立ち並ぶが、一角に真っ赤に塗られた壁が広がっていた。
その壁に同化するようにスライド式のガラス戸があり、開けると異空間があった。


ミラーボールに

レコードジャケット。(運営企業「株式会社コソド (cosodo inc.)」HPより)
ここは株式会社コソドが運営する、非喫煙者と喫煙者が心地よく共存できることを目指した新しいカタチの喫煙所『THE TOBACCO(ザ・タバコ)』だ。
確かにSさんが言うように、広くて非喫煙者の私でもくつろげる。若い女性の姿もチラホラ見かけた。誰も目をくれていなかったが、29階からの眺めも良かった。

●住所
東京都新宿区西新宿2-4-1
新宿NSビル 29F
●利用時間
平日・土曜 7:30-23:00
日・祝 休み
●エリア分煙
入口側:加熱
窓側:紙
●施設
自動販売機
そして、NSビルには1階にも喫煙所がある。

イメージ図
ルールは以下の通りだ。
・定員は20名
・1人3分
・入口にある入室カードを着用し、退室時は元の場所に戻す
喫煙所各所ではルールが数多くあり、ここでも肩身の狭い思いをしそうだと感じた。伺った際は月曜の午前中だったため列はなかったが、混んでいる時間帯は以下のベルトパーテーションに沿って列が出来るよう。利用する時間帯にも注意が必要だ。

【NSビル1階喫煙所】
●住所
東京都新宿区西新宿2-4-1
新宿NSビル 1F(ダイキンショールーム横)
●利用時間
平日・土曜 7:30-22:00
日曜・祝日 休み
●施設
自動販売機
ちなみに、南側入り口にあるタリーズコーヒー新宿NSビル店(タリーズコーヒーは1階に2店舗。本社から見て奥側の店舗)も加熱式タバコはOKだ。
Sさんに昨今の喫煙事情について伺うと、実は本社ビルもコロナ前は1階の現在はフリースペースとなっている場所にコーヒー店と喫煙所があったそう。しかしコロナの感染防止対策のため閉鎖となり後ほど復活する予定だったが、しれっとそのままフリースペースになってしまったそう。「キーっとなっている」と苦々しくおっしゃっていた。
新宿ワシントンホテル
Sさんからもう一つ伺ったのは、徒歩約5分の【ワシントンホテルの喫煙所】だ。
本社から出て正面の横断歩道を渡り、真っすぐ行った最初の交差点を左に曲がるとある。

外観
館内利用者であれば利用可能。館内には、飲食店やコンビニエンスストア、ドラッグストアなどがある。

イメージ図
こちらも、混みあった時間帯には長い列が出来るよう。注意が必要だ。

●住所
東京都新宿区西新宿3-2-9
●館内利用者に限る
(館内に飲食店やコンビニエンスストアなどあり)
●利用時間
平日・土日曜・祝日 24時間
番外編-おわりに
実際には訪れられなかったが、まだまだ喫煙所情報は尽きない。
SAPのNさんとKさんによると
・「焼肉 永福苑 新宿店」は昼も夜も店内で喫煙可
・中華料理の「ロンシャン」は夜、店内で喫煙可(Sさん御用達!遭遇率高し!?)
他にも、昼にコーヒーなどの飲み物を頼むと食事を持ち込み可能で喫煙できる「隠れ家的なバー」や近くで喫煙可能な、親子丼が美味しい「和食店」など、快くいろいろと教えてくれた。ぜひ本社を訪れた際は直接聞いてみてほしい。ちなみに、Nさんはこの時代にもぶれずに紙タバコのセブンスターの愛煙家だ。タバコへの愛は計り知れない。
今回、喫煙者の方々のお話を伺い、非喫煙者の私としてはちょっと羨ましくも感じた。
なんだか、喫煙者同志の見えない絆のようなものを感じたからだ。
社内外のコミュニケーションを活性化する立場である広報として、喫煙所の把握や最新の喫煙情報の入手はまだまだ探求しなくてはならない業務の一環だ。
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