キャリア不安を取り除け!
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シマダグループの介護事業部、シマダリビングパートナーズ(以下SLP)で始まった新制度とは…
「ジョブローテーション」
一般的には、幅広い業務経験とスキルを育成するため、2~3年単位で職種を変更する人材育成制度のことを指す。SLPのジョブローテーションは、実施が初めてということもあり、今回は独自のスタイル。数年単位の異動ではなく、運営する介護職員初任者研修講座「ひばりの学校」講師ポジションを数回担当してもらうことにした。

講座のイメージ(ひばりの学校HPより)
しかも、希望制。アンケートでは、全社員の7割にあたる130人ほどが応募。その中から、応募書類や適性を見て3人が選ばれた。
介護を担う他の大手企業では、ジョブローテーションを経験したい!という社員がいても、何度も面談があるなど、選考基準は厳しく、席は限られているそう。SLPでは、社員の好奇心や、やる気を普段から大切にしている。今回選考から漏れてしまった社員にもチャンスがあるよう、取り組みを拡大していく予定だ。
…と、ここまで聞いていた、シマ報編集部。シマダのウラガワに迫る、というミッションを抱えているため、気になる点に本音で迫ってみたい…!
講師を経験して、どう思った?
忙しい現場からの離脱。周りの反応は?
それぞれの経験者から聞き出した内容を公開する。
介護歴10年目-Aさんの場合
ひばりの学校の講師をしてみての本音…ですか?
ものすごく…緊張しました!笑
そもそも、なぜ今回応募したかというと、元々教育の分野が好きだったからなんですね。でも、いざ仕事場で何かを伝えようとすると、上手く伝えられなくて…そこで、
人に教えることが自分自身の学びにつながると思い、応募しました。
講義の中では、「からだの機能」と「移動の介助」について担当しました。

普段は高齢者施設に勤めているので、高齢者の方と一緒にレクをするなど、人前に立つ機会はあるのですが、状況は全く違うんです。
※レク:コミュニケーションや身体機能の維持・向上、脳の活性化を目的にしたレクリエーション
施設の方は、普段からコミュニケーションがとれているのですが、受講者は、はじめまして…
どうコミュニケーションをとっていいのかわからず、初めは早口になってしまったり、時間管理に苦戦したりしました。でも、いつも講師をされている指導役のTさんから
「大きな声で話すといいかな。それから、目を合わせる人を決めるといいよ。」
とアドバイスをいただき、ようやく自分のリズムをつかめるようになってきました。
これまでは、自身は受講生の立場しか経験していませんでした。講師の立場に立つと、受講生がしっかりと理解しているかどうかなど、常に教室全体を見渡さなくてはならず、新たな技術、視点が得られたと感じました。
学んだことは普段のレクでも活きています。
「きちんとみんなから見える位置に立とう」とか、「声は聞こえているかな」と、より一段と意識しながら、取り組むようになりました。
終わってみての感想ですか?
そうですね。講師っていいな、極めたい、と感じています。とても達成感があったんです。想いが伝わっていたら嬉しいですね。
介護歴7年目 -Bさんの場合
普段から「伝える」って難しいな、と考えていました。例えば、ご利用者さまが車いすに移る時の介助方法について、後輩に指導する際、実際に介助するところを見せた方がいいのか、それとも言葉で伝える方がいいのか…言葉で伝える場合は、どのような言葉で伝えるといいのか、など課題を感じていました。
講師を経験して、伝える手段が増えました!その一つとして、相手に考えてもらってから、そこにアドバイスをするという、相手を主体にした「伝える」という方法であったり。他にも、私が実際に現場で経験した話をすると盛り上がるな、と感じました。受講生が現場に出たときに、思い出してくれそうですしね。
手段が増えたおかげで、どの方法が相手にとって一番学びになるか、考えるようになりました。現場のコミュニケーションにも変化があり、より相手について深く考えるようになりました。

衛生面や高齢者の皮膚状態にも重要な「シーツ交換」の講義の様子
職場の方々も温かく応援してくれましたよ。慣れない資料作りに悶絶していたら、「大丈夫?」など気遣ってくれるなど。
私は現場が大好きなので、現場が一番やりがいを感じられる場所です。でも、これからの介護の現場を担う人を育てるという意味においては、自分の経験を伝えていかないといけないとも思っています。また講師をやってみたいですね。
周りの人にもおすすめします!自分自身が変わるいい経験になります。正直、介護の世界にいたら、現場以外の仕事をするのが難しいんです。「視点を広げられる」「選べる道が増える」のは大きなことだと思います。自分が少しでもやりたい、と思ったら絶対にチャレンジしたほうがいいです。そして、自分のやりたいことを実現できる環境があるのはありがたい、とも思っています。
介護歴13年目 -Cさんの場合
普段から、介護においての研修の重要性を身に染みて感じていました。そこで、研修に少しでも関わりたい!という思いから、手を挙げました。やはり、知識があると、ご利用者さまに与える安心感も違うし、体調の変化を素早く察知することも出来ます。その対応一つひとつが会社自体の評価にもつながるので重要ですよね。
私が担当した回は、排泄に関わるセンシティブな部分がありました。受講生は、年齢層はバラバラで女性も男性もいます。何を伝えて何を伝えないのか、言葉には気を付けました。

それから、教科書を久しぶりにじっくり見たことは、とても勉強になりましたね。私が学校で学んでいた時期からは、そもそものカリキュラムが変わっていたので。内容のアップデートはもちろん、忘れていた心持ちや対応についても、再確認ができました。
普段なかなか話すチャンスがない、SLPのバックヤードで働く方とも色々な話ができたことにも刺激を受けました!SLPだけでも、ひばりの学校だけではなく、福祉用具や、訪問介護、保育など色々な事業を行っているので、互いの仕事に深みを持たせるためにも、交流は必須だと感じます。
私の仕事のモットーは「楽しむ」こと。自分が楽しくないと、ご利用者さまも楽しくない。自分が楽しむためには、全力で取り組むことが重要だと思っています。また、講師の機会があったときには、このような介護観についても伝えていきたいですね。
介護のイメージを変える
実際、介護業界は離職率が高い。すべての産業の中でも5本の指に入り、3年以内の離職率は40.8%にも上る。(厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査」より)
離職の原因は、「人間関係」「仕事が合わない」「労働時間・休暇」など色々とあるが、その一つに挙げられるのが「キャリアプラン」。
「このまま、この会社でキャリアが積めるのだろうか」といった将来への不安である。
介護のイメージを変えたい。介護はカッコいい。
そう本気で思う職員、上司、トップがSLPにはいる。その想いが、今回のジョブローテーションの取り組みを生んだ。環境を改善し続けるのは、本気の表れだ。
これからも取り組みは広がりを見せていく。
「高齢者施設向けの旅行サービスの添乗員」
「提携企業との新たな事業所での相談員」
すでに動き出している。これからも、SLPが生み出す介護に注目してほしい。
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【stand.fm「#32 介護事業部の新制度「ジョブローテーション」実際どう?本音を公開。 」】
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