甘い蜜に誘われて
年に2回行われるファミリーイベント。4月のお花見と8月のBBQ。
250人でお花見!~マイメロディと一緒にダンス?!~シマダグループのファミリーデー at東京プリンスホテル | シマダグループ
日ごろ、私たちを支えてくれる家族やパートナーの参加費無料はもちろん、小人よみうりランドワンデーパスも無料という、大盤振る舞いなイベント。親子で京王線よみうりランド駅へ降り立ったのは10時30分。既にじわっと汗がシャツを湿らせます。
よみうりランドへ直結のゴンドラへ乗り込んだのはいいですが、密閉された室内のなんと暑いこと。申し訳程度の空気穴があるのですが、とにかく暑い。すでにバテ気味の私とは対照的に、暑さをものともしない子どもたちは、眼下に広がるジェットコースターに目を輝かせるのでした。
文句ダラダラ
当たり前ですが、会場にはいくつものBBQコンロが熱々の状態で待ち構えていました。
到着してから頭を過るのは、何時になく?ネガティブな事ばかり。
ちょっと涼しくなった秋にやった方がいいのでは?
そもそも、BBQはアメリカの文化でしょ?
日本人なら焼き肉の方が好きでしょ?
涼しい室内で肉を焼くから美味しいんでしょ?
BBQと焼き肉っていったい何がちがうんだっけ?
「チコちゃんに叱られる」でやっていた気がしますが、覚えていません。
真夏日に屋外で肉を焼くなんて、まるでサウナです!過酷です!我慢大会です!
「熱中症に気を付けましょう!」とか言いながら、あちこちで火を起こしているって矛盾していません?心の叫びですが、文句ダラダラ。
ちょっと私よ、冷静になりなさい。
ちゃんと考えてみなさい。200人規模のBBQを。
参加するのも勇気がいりますが、その運営って、想像するだけでゾッとします。
友人とのBBQですら、幹事を引き受けることだって躊躇するのに。200人のBBQ大会を幹事3人、有志のお手伝い社員で運営しているんです。外部に委託するという選択肢は今のところない様子。大変だけれども、できちゃうところもスゴイ。今までずっとそうしてきた文化がグループにはあるらしいです。
場所を決めるだけでも一苦労なのに、出欠確認、案内、受付、誘導、食材調達、下ごしらえ、司会進行、子供たち用のゲーム実施から後片付けまで。それぞれ、得意な人が主体的にやるスタイル。チームワークで乗り切ります。ただ、のうのうと参加している私が、「暑い」だの文句を言っているのは筋が違いますよね。
我が子は何処へ
「幹事の皆さん本当に、ありがとうございます!」
と、わたくし心を入れ替え、全力で、肉を焼くことにしました。
シェフが下処理してくれたイカに伊勢エビも。
とにかく、焼くことで貢献しなければ。果たして、役に立ったかは不明ですが・・・
あまりに焼くことに夢中になり、ふと気が付くと子どもらの姿が見当たりません。にじみ出る冷や汗。広い会場の端から端まで見渡しますが、どこにもいないのです。文句ばかり考えていたのが、悪かったか・・・自省しました。
すると、スマホに着信。そうだ、スマホを持っていたんだ!
「ママ~○○ちゃんとジェットコースター並んでいい?」
いつの間に同僚のお子さんと仲良くなって、遊園地へ繰り出しているではありませんか。
同い年女子で意気投合したよう。初対面の大人同士ではBBQくらいがちょうどいい距離感ですよね。肉を焼いて食べていれば、そんなに話題にも事欠かない。一緒にジェットコースターなんて、並んでいる間何を話してよいやら、、ハードル高すぎます。恐るべし子どもたちのコミュニケーション力。
ホッとした私。冷や汗はただの汗に変り、肉汁のように滴るのでした。
思い思いに楽しむ
一人参加も、親御さんとの参加も、夫婦での参加も、子どもとの参加も、パートナーとの参加も、全てOK!細かな規定はありません。事前集計時に人数を記載するのみ。誰でも歓迎のBBQ大会。
終盤では子どもたちお待ち兼ねのスイカ割り。ちびっ子たちを全力で応援する大人たち。笑顔と声援で一体となる会場。最年少は生後6か月、子どもたちだけで50人。名前と顔が一致しない場面もありますが、普段一緒に働いている仲間の家族に、親しみを感じるひと時です。
BBQ後は帰宅する人、二次会へ行く人、プールへ行く人、温泉へ入る人。それぞれ自由に過ごします。
私は、無料のワンデーパスを最大限に活用し、よみうりランド閉園まで滞在。暑いだの、我慢大会だの文句を言いましたが、親子ともどもすっかり、足が棒になるまで楽しんだのでした。
でもやはり、これだけは言いたい!
来年はくれぐれも涼しい季節に実施をお願います!