事の始まりは写真部。
シマダグループには、部活動があります。
(横の繋がりを大切にするという意味で“ヨコイト”と呼んでいます)
シマダグループに所属していれば誰でも気軽に参加可能。
以前は運動系が多かったのですが、近年は文化系も増えてきました。
その中に、写真部がありまして。
写真部ミーティングで活動計画としてやりたい事をアレコレ考えている時に、
猛者現る。
「書道の作品を飾りたい!」
「え?写真部のミーティングなんだけど、写真関係ないね?はい却下。」
と、ならないのがいいところ。
詳しく話を聞くと、その提案者は書道師範の資格を持っているとか。
すると、その場にいたもう一人「私も師範資格を持っています~!」と。
なんと写真部に書道師範が2人もいるなんて。
写真部部長、考える事30秒…。
「そうだ!!写真部・書道課を作ろう!」
なんでもありなんかーい!
思わずツッコミたくなりますが、その先の行動力により書道教室が形になるのです。
遊びも真面目に。
写真部の部長はカメラには詳しかったりしますが、書道は未知の世界。
ですが部員のあげた声を拾ったからにはと、書道教室の準備に奔走。
会場選定、開催概要、必要な道具の調査、費用面考慮、真剣そのもの。
仕事ではない部活動、言ってみればただの遊びとはいえ、真面目に取り組む様は、
シマダグループの文化とでも言いたくなります。
仕事も遊びも、とにかくみんな手を抜きません。
深い書道の時間。
念入りな事前準備により、無事に開催された書道教室。
まずは師範より「永字八法」ついて。
「永」という字には、書道に必要とされる基本技法(とめ・はね・はらい、など)8種類全てが含まれているとの事。まずは基本から、みんなで「永」の練習。
ふらっと参加してきたKさんは「ぐわ~!ゲシュタルト崩壊してきた~!」などと叫びながら何枚も練習。
そのうち書きたい字を書いたり、自分の名前を練習したり。
自由ながらも師範が2名もいるので、赤入れしてくれて、何度か書いている内に手ごたえを感じたり。
ところで、
師範資格を持っている2人は、それぞれ雅号(がごう)という、書道家としての名前を持っているそうです。
「翠春」(すいしゅん)
「紅泉」(こうせん)
・・・かっこいい・・・
ネット調べによると、夏目漱石の「漱石」や森鴎外の「鴎外」も雅号だとか。
・・・私もかっこいい雅号ほしい・・・
そんな余談を挟みながら、各々自身の筆と向き合う時間は集中力全開で、
「え!もうこんな時間?!帰らなきゃだけど、もう一枚だけ…!」
いつのまにか書道の沼にハマる人、多数。
書道にそれほど関心のなかった写真部部長も、ふと見ると黙々と筆を動かし師範にどうしたら上手く書けるのかと質問。
しっかり沼ってました。
あとがき
誰かの「やりたい!」の声をまわりの人達と協力し合って形にしていく。
その形に共感した人達が加わってまた形が変わっていく、続いていく。
シマダグループのヨコイト部活動ではそんなことが繰り広げられています。
昔、どれも長く続かなかった習い事。
そんな私でもシマダグループに入社してから早十数年経ちました。
仕事だけじゃない、色々なきっかけが転がっているからかもしれません。