2024.07.12

アートの世界にようこそ

シマダグループの新宿本社はまるで美術館のように厳選されたアート作品が随所に飾られている。話題の素材として役立つであろうアート作品の逸話を、ここに紹介したい。

シマ報 > 経理 > アートの世界にようこそ
Summary
  1. アートに一番詳しい男
  2. 曖昧な笑み
  3. 経営にはアートが必要
  4. 無駄知識炸裂

アートに一番詳しい男

シマダグループの新宿本社をはじめ、グループの各事業所には、数多くのアート作品が飾られている。著名な作家から無名の作家に至るまで、多種多様な作品が集められている。

 

その中でも、私は社内でアートに最も詳しい。総務と経理を兼務する立場上、各事業所に設置されている作品の作家名、タイトル、会社の資産台帳上の金額などを全て把握しており、トラブル発生時の保険対応についても熟知している。

過去には、会社の古い地下倉庫に収納されていた絵画について、資産台帳との照合や現在の価値の確認作業を行ったこともある。気分はギャラリーフェイクの藤田玲司(※)だ。

※小学館ビックコミックスピリッツのアートをテーマにした人気漫画

 

古い絵画を箱から取り出し「まるでアート探偵だな ふふふ。」と中二病満載の独り言をつぶやきながら、絵画を眺める。残念ながら価格は高騰していなかったが、調査の課程で画商の方と打ち合わせを重ね、絵画に関する知識を深めることができた。

曖昧な笑み

社内でアートを購入した時、私は必ずその作品を確認する。

まずは写真撮影をして、「金額・作者・タイトル・設置施設」をパソコンの絵画データベースに保存。また、支払い及び精算業務も行う。作品の資産価値などの詳細は社外秘となっている。

 

一連の業務を終えると、購入を決めた役員から声をかけられる。

「どうだ、素晴らしい作品だろう。色々と思い悩んだ時にはこういった絵を鑑賞しながら安らぎやパワーを得ているんだ。」

 

そうした問いかけに対し、曖昧な笑みを浮かべてうなずくだけの私。

(全然っわからん・・・・・・。)

 

本心を言えば、全くアートの価値が分からない。冒頭で「社内一のアート通」と自称したが、それは単に金額やデーターに関する知識があるという意味に過ぎない。アート作品自体に対する興味や感性はほぼ無い。おそらく感性が死んでいるのであろう。

 

海外研修で有名美術館を訪れた際も、団体見学で「興味あるフリ」をするのに疲れた思い出しかない。

 

アートに力をもらえる、、、何という高尚な魂。

「アートから力を得られる」などという言葉は、到底理解できない。

もはやヒューマンステージが違うのだろう。

 

私の場合、せいぜいプロ野球の応援で好きなチームの勝利の喜びで力をもらえるくらいで、その程度の感性しか持ち合わせていない。

 

祝い「アレ」!! シマダグループは読売ジャイアンツ球場を応援します

ちなみに社内にあるアートに対する私の感想が下記の写真だ。多くの方々から御叱りを受けそうなのであくまで私個人の感想だと言っておく。小学生並みの感性しかない私の感想なので勘弁してもらいたい。

 

エントランスにある「アレ」→ エ〇ック社のサッカーゲームか?

 

 

滝のアート→ アニメ「エ〇ァンゲリオン」のファーストインパクト感ハンパない。

 

社長室の壺 → 仮〇ライダーアマゾンの敵のボスにしか見えない。

 

 

経営にはアートが必要

今の時代「経営にはアートが必要だ」という思想が広がっているらしい。

ChatGPTに経営者がアートを学ぶ時代といわれる理由を聞いたところ

 

1.創造的思考力の向上により、革新的なアイデアや解決策を生み出せるようになる。

2.人の感情や価値観を理解する感性が研ぎ澄まされ、顧客ニーズの捉え方が深まる。

3.多様な文化や価値観に触れることで、幅広い視野を持てるようになる。

4.非言語的コミュニケーション能力が高まり、効果的な意図の伝達ができるようになる。

5.アート活動はリラクゼーションの効果があり、ストレスの軽減に役立つ。

 

このようにアートには多大な効用があるという。

ただ、残念ながら私自身は

 

 

1.もはやアイデアが枯れてる。

2.生まれつき欠如している感性。

3.加齢に伴う視野狭窄。

4.物忘れによるコミュニケーション能力の低下。

5.時間的余裕のなさによるストレス過多。

 

このようなマイナスの要因も重なり、そもそもあまり興味のないアートの持つ力を

享受することは難しそうだ。

 

それでもアートに囲まれた環境で働く私にも何らかの恩恵があればと願うばかりだ。

感性は生まれつき欠如していても、アートに触れる機会が増えれば、少しはその良さが感じる事ができるのではないだろうかと。

 

 

無駄知識炸裂

ミステリー小説が好きな私には、アートに関する些細な知識が意外に豊富にある。

 

・ゴッホは実は他殺された可能性
・モナリザは実はレオナルドの秘密の恋人の姿
・フェルメールの「恋文」の女主人公は侍女に弱みを握られている

・ルノワールの「シャルバンティエ夫人と子どもたち」の少女は実は男の子

(諸説あり)

 

こうした無駄な逸話は、いくらでも頭に詰まっている。

しかし実際の作品を前にすると、「色がきれい」だの「額縁が立派」といった些細な感想しか浮かんでこない。絵を描くのが得意な小学生の方が、より深い感想を述べられるだろう。

 

ちなみに下記は私が書いた絵だ。

ア〇トーク 「絵心ない芸人」と同じレベルだ。

「美術館巡り」を趣味とする役員の方には、心から尊敬の念を抱いている。

 

シマダグループにご来訪の際は、是非設置されているアート作品にも注目していただきたい。ただし、作品の逸話や内容及び感想を尋ねられても、私にはほとんど答えられない。

他の方にお尋ねいただく方が賢明だろう。

Related Articles