AB型、多すぎです
冒頭から余談ですが、どうしても言いたいことが。
新しくシマダグループに加わった軽井沢のチーム、3名の新種のAB型を発見しました!筆者もAB型ゆえ、イジらずにはいられなくて。
素敵な紳士たちとの記念ショットはコチラです。
左から AB型、AB型、AB型、AB型
水漏れ騒動
土地柄か、レストランのクローズが早い軽井沢は食事の後の「もう一杯」を愉しめる店はそう多くありません。使われていなかったオーベルジュの別棟をバーにしたらいいのでは?と、そんなアイデアからこのプロジェクトは始まりました。
開業にあたり、建物内装の調査からスタート。ロビーのエアコンをつけると、ちょっと離れたトイレから水漏れがする……!という軽井沢の現場チームからの報告を受けました。そんなピタゴラスイッチみたいなことあるの?!って思うのですが、内側の配管の何かの原因でそんなことが起きるのですよね。もしも富士山が噴火した場合、インドネシアのどこかの山が噴火するらしいという都市伝説のようです。
さらに、ドリンクカウンター内が 大雨の日に浸水するという話も! ギョっ!外部の道路よりも、下層に建物の床があるのに加えて、壁が薄いゆえに水が入ってきてしまうようなのでした。そちらは両方とも修繕リストにオン。
ロビーとトイレの間の通路がこちらです
椅子の修正代 1脚6万円!?
既存の椅子が、前オーナーが大切に購入した椅子だということが判明。その椅子の温もりを残しておきたい!という思いで、木部の修繕や生地の張り替えの準備をしていました。見積を見てみると、なんと1脚あたり6万円!新しい椅子2脚は買える…
(左)ビフォア (右)アフターはチラ見せ
いますぐ引越しを中止してください。
穏坐barの店主・根本さん。唎酒師の資格を取ってSAKE Bar Hotel ASAKUSAのオープニングスタッフとして出戻り入社したところでした。しかし、研修後に配属になったのは石垣島の日本酒バー。根本さんは、当時、日本酒の魅力を伝えるべく、石垣へ移住をする予定だったのです。
東京の荷物を石垣にすべて送るために長期休みを取って上京。
引越業者があと一時間で来るというタイミングで会社から運命の電話があったそうです。
そして告げられた言葉は、
「いますぐ引っ越しを中止して!!!!!」
その時の状況を根本さんはこう語っています。
”その時は車を運転していたのですが、いったん気持ちを落ち着けるために停車をしたことを覚えています。「石垣ではなくて軽井沢に」という話を初めて聞いたときはパニックでした。”
急な人事配置から、見事に開業まで漕ぎ着けた根本さん(通称:ネモくる)
ネモくる撮影中に庭の石を補充してくれました
おたばこ吸えるようにさせていただけないでしょうか
穏坐barの全体プランが確定後、筆者は軽井沢チームへ詳細の説明をしにいくことになりました。当時、文化も背景も異なる軽井沢チームが、シマダグループに合流してまだ4ヶ月目。きっといろいろな質問、または反発?!が出てくるだろうと、最高と最悪の状態をシュミレーションしていたのでした。
わたしたちの東京のバーでは、喫煙の施設づくりとするのが主流。シガーも吸える、お酒と味わう。世相とは逆張りするのがわたしたちのやりかたです。
”たばことかマジでありえん” by 軽井沢からの風の噂
オーベルジュを運営する軽井沢チームから、たばこの拒絶一揆が起きているらしいと噂に聞きつけていた筆者は、喫煙可にするにあたり、換気扇や空気清浄機、わたしたちのバーのカルチャーを伝えるべくたくさんの資料(武器)を持って説明に向かったのでした。
いざ説明会当日!
プランの説明の最後の最後に、たばこ説明をしたところ、
……武器が足りずにボコボコになって帰宅!笑
ふう… 一息ついてじっとしていたことを覚えています。そんなこんなでいろいろな社内問答があった結果、軽井沢のバーは、”禁煙”にすることが決定。結果的に一揆の勝利です!みんなの知らぬ間に、店主と代表との間で 確定していたことは知られざる話です。
勝利に入口の天使も喜んでいるようです
八日八日に開業を迎える
紆余曲折の中、お米の日に無事にオープンすることができました。お席から見える庭の風景や、和の心と洋の趣が織りなす特別な空間に完成。撮影モデルは、シマダグループのメンバーで構成、イメージシーンがたくさん撮れたのでした。
軽井沢の清涼な空気、お米と水の恵みをじっくり味わう至福のひととき。日常の喧騒から解放されて、穏坐barで秋の夜長をどうぞお楽しみ下さい。