2025.08.05

「写ルンです」を片手に鎌倉へ。写真部の楽しい休日

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Summary
  1. 突然ですが、テストです
  2. クリエイトする、その前に
  3. というわけで、いざ実験!
  4. フィルムの再来
  5. いい写真とは。

突然ですが、テストです

あなたのスマホ(ロック画面)をイラストで描いてください!

 

 

 

と言われて、カンニングせずにスラスラ描きだすことはできますか?

壁紙の構図、Wi-Fiのマークの位置。カメラのアイコンは何色でしょうか。

 

毎日見ているものなのに、いざ「描いて!」と言われると自分がいかに見ていないかに気づきます。絵の上手い人とそうでない人の違いは、筆づかいの話より前に、観察眼の違いなのだと。月に一度美術館に行く!を今年の目標にしている私は、最近よくそう思うのです。

 

 

クリエイトする、その前に

先日は、会社のメンバーとシドニーに行きました。

 

視察したホテルはため息がでるくらい素敵でした。客室から港が一望でき、景色の写真を撮って大満足な私。ふと後ろを振り返ると、デスクの引き出しを物色し、中にあるバインダーを写真に収める上司がいました。(高級ホテルによくある、便箋をはさむやつです)

 

 

 

 

彼女はインテリアデザイナー。家具はもちろんですが、客室に置く備品類までも、ホテルのグレードに見合うものが置いてあるのか、その素材感やデザインをチェックしていたのでした。そんなことを考えたこともなかった私は、上司や、同行していたホテル事業部のメンバーにとって「このホテルがどう映っているのか」、好奇心が湧きました。

 

デッサンもそうですが、記事を書く時、内装する時、建築物をデザインする時もきっと同じ。なにかを生み出すとき、「どんなものを作るか」の手前に「この世界をどう見るか」が先行するのではないか?とうっすら感じ始めました。

というわけで、いざ実験!

シマダグループには様々な部活動(=ヨコイトと呼ばれています)がありますが、その中で恐らくもっとも静的なのが写真部。残念ながらオフィスに暗室はありませんが、たまには動な活動もしよう!ということで、メンバー数人で鎌倉に行ってきました。

 

まずはパレットプラザ鎌倉駅西口前店で「写ルンです」を。スマホと違ってズーム機能もオートフォーカスもない、できるのはシャッターボタンを押すだけというシンプルな条件で、視点が違えば作品も違うのか、検証してみよう!ということです。

メンバーは不動産、ホテル、介護、広報など。普段の業務で関わることは少ないですが、部活動を通して気軽に横のコミュニケーションを取れるのが嬉しいところ。(だからヨコイトなんですね!)

 

 

 

 

お世話になったのは

パレットプラザ鎌倉駅西口店
鎌倉駅から徒歩1分、小町通りの反対側のバスターミナル目の前にある写真店。写真プリントはもちろん、フォトブックやオリジナルグッズの撮影、3Dウッドパズルのつくるんです等、心ときめくグッズやサービスが並びます。観光する前に想像力を膨らませてから街に繰り出せば、ワクワクする一日になりそうです。夏休みの自由研究にも良さげ!
公式サイトはこちら

 

 

小町通りを抜けて鶴岡八幡宮へ。無病息災を祈る茅の輪くぐりを体験できました。

 

 

参道には、全国各地の酒蔵が神様への感謝や祈願を込めて奉納した「奉献酒樽」がずらり。この樽は、菰樽(こもだる)と言うのだそうですよ。知ってましたか?あっ!

 

※菊勇を製造する吉川醸造はシマダグループの一員です。

 

 

フィルムの再来

デジタルカメラの台数がフィルムカメラを逆転したのは2000年。ところが、インスタントカメラ「チェキ」が2018年に1,000万台を突破したのを皮切りに、フィルムの全盛期を知らない若年層がフィルムを好むようになったのだそうです。そういえば当時学生だった私の体感でも、人気の写真加工アプリといえば、かわいい犬などたくさんのフィルターが選べる「SNOW」から、フィルムっぽく加工できるアプリへと流行が移りかわった時期と重なるような気がしています。

 

普段デジタルカメラしか持っていない私。写ルンですとは別に、デジタルで撮った写真をなんとかフィルム風に出来ないかAdobe Lightroomでレタッチしてみました。

フィルムはノスタルジックな色が特徴だと思っています。カラーミキサーでターコイズを引き出し、暖かみを出すためオレンジを強くしました。ザラザラした質感を出すため粒度を上げて、全体のコントラストを調整します。でも、やっぱり限界がありますね(笑)

 

 

一行はお目当ての報国寺へ。竹林で有名なお寺で、ミシュラン・グリーンガイドでは日本でも有数の三つ星を取得しています。国内外の観光客で賑わう鎌倉ですが、駅から少し離れているからか、心洗われるような静けさが広がっていました。夏空へまっすぐ伸びる竹の美しさに、思わず深呼吸!空気が美味しーっ!

 

 

鎌倉駅に戻った後は、ちょっと良いランチを。撮った写真をすぐに見れないのもフィルムの良いところです。明るいうちからビールを飲みつつ、「もっとこう撮れば良かったのでは?」とワイワイ言い合う時間は楽しいもの。朝に寄ったパレットプラザに使い切った写ルンですを託し、ワクワクしながら帰路につきました。

 

いい写真とは。

 

 

ちょうど一週間後でしょうか、本社に現像した写真とスマホでダウンロードできるQRコードが届きました。

 

風景を綺麗に収める人、ふとした路地裏を切り取る人、カメラを構える人 を撮る人。

その人が何に一番興味があったのか、27枚の作品群から浮かび上がってくるようでこれもまた面白い。これをツマミに、また皆で集まって話したら絶対楽しいじゃん!

 

 

 

 

「この世界をどう見るか」を一番分かりやすく伝えられる表現方法がカメラではないでしょうか。誰もがスマホで簡単に写真が撮れる時代。大体の人が通り過ぎてしまうディテールに気づく感受性を持つ人が撮ったものは、「いい写真」だなと思います。

 

ちなみに、パレットプラザでは持ち込んだ写真やデザインをクッションやモバイルバッテリーなどに印刷したり、フォトブックやシールにも出来るとのこと。夢広がる〜!鎌倉散策の最初と最後に寄るスタイルも楽しいのでおすすめです!

今回は写ルンですをご提供いただきました。プラザクリエイトさん、ありがとうございました!

 

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