リゾートバイトで日本中を転々と。石垣島に行きつく。
沖縄・石垣島の魅力を語ってくれるのは、石垣島ホテルククルのフロントスタッフのIさん。生粋の大阪人です!
石垣島ホテルククルは沖縄・石垣島の繁華街、美崎町にある古いホテルをリノベーションしたホテル。
リゾートとビジネス、どちらのニーズにも対応しています。
お部屋やインテリアには石垣島由来の自然素材を
ロビーには 八重山・石垣由来のアートや、本が飾られています。
こんなホテルで働くIさん。
大学卒業後、これまで経験していないことを経験したい!と思い、各地でリゾートバイトをするなど日本中を転々としていました。
その中で、石垣島に魅力を感じ、シマダグループの「石垣島ホテルククル」に入社!仕事からプライベートまで、どのような島ライフを送っているのかに迫りました!
――なぜ石垣島で働き始めたんですか?
卒業後、最初に住んだのは西表島。その後いくつかの地域を巡りましたが、沖縄のカジュアルな雰囲気が自分にぴったりだと感じて。
西表島よりも少し栄えている石垣島への移住を決めました。
――正社員として入社しようと思ったきっかけは?
1年間はアルバイトとして働き、今年から正社員に。
ここで働くようになったきっかけは「ちゅらククル石垣島」(シマダグループ)に宿泊したときのホスピタリティです。
サービスに感動し、「この会社で働きたい!」と強く思いました。
正社員を選んだ理由は、ククルのお客様が大好きだから。正社員なら提案できるサービスの幅が広がり、もっと喜んでいただけると考えたからです。
今は
・チェックインチェックアウト
・予約受付や電話対応などのフロント業務全般
・館内清掃
・稼働表作成
・発注
・客室アサイン
・朝食管理
・防火管理など
などの幅広い業務を担当しています。
――どのような働き方?
休みは月に9~10日間あります。日数はシーズンオフ・オンでもそれほど変わらないですね。
ほかのスタッフとの調整は必要ですが柔軟に対応してくれるので、これまで働いたどのホテルよりも休みが取れています!
THE 島ライフ
――大阪出身ですが、石垣島に来て驚いたことはありますか?
島民はフランクでフレンドリーな人が多いです!知り合いがすぐにできて、島中どこでも会うのは最初は驚きでした。初めて出会った人とも、その日のうちに深夜まで飲むこともあります。
――休みの日の過ごし方は?
基本的に家より外にいることが好きなので、海や川に泳ぎに行ったり、別の島に遊びにったり、酔っぱらったり…(笑)
石垣島で出会った友人が経営するお店にもよく遊びに行きます。
泳げない冬は砂浜で音楽をかけて読書かな。ショッピングモールや映画館などがないので、いわゆる「THE 島ライフ」を送っています。
左:よく行くカフェ「Caffaron」
右:Caffaronのカフェラテと、愛用する「ギョサン」(漁業従事者用の滑らないサンダル)プライベートではギョサンしかはきません!
――石垣島の街の様子を教えてください!
島は市街地があるというよりも、メインストリート一か所に飲み屋やホテル、お土産店などが集まっています。ククルはそのメインストリートの中心にあります。ホテルの寮に住んでいるのですが、寮もそのあたり。ホテルまでは自転車で5分!
こんな道をのんびり走るので、気持ちいいですよ。
通勤通路
――寮生活はいかがですか?
形態が「個人寮・シェアハウス・ゲストハウスの客室」とあるんですが、私は運よく空きがあって個人寮に入居できました!
家具付きで用意して頂けたので、良い点しかないと言っても過言ではありません。
ただ、ここだけの話、欲を言えば浴槽が欲しかった…(笑)お風呂が大好きなんです。
でも、そもそも沖縄は浴槽につかる文化があまりなくシャワーのみの家も多いので、そこは文化として理解しています!
――コンビニやカフェはありますか?
コンビニは徒歩圏内にありますが、ファミリーマート一択ですね。
カフェは多く、あちこちに点在しています。どの店舗も移住者が経営しているイメージです。
バンナ公園展望台からの風景
――買い物・食事事情は?
スーパーは、自転車で10~15分の所に「マックスバリュー」と、沖縄のローカルスーパー「かねひで」があります。
でも、それほど多く買う必要がない時はスーパーよりも安い商店に行くことが多いです。「なにこれ!?めちゃんこ色鮮やかやん!」と驚くようなイラブチャー(ナンヨウブダイ)やアカジンミーバイ(スジアラ)といった魚が特徴的です。見た目には驚きますが、煮つけ、刺身、天ぷら…どのような調理方法でも美味しいですよ。ぜひ多くの方に召し上がってほしいです!
食事は、仕事の時はまかないを。帰宅後や休日は家で料理するか、飲みに行くことも多いですね。
イラブチャー
イラブチャーの刺身
アカジンミーバイ
アカジンミーバイの粗煮
日常雑貨は、九州・沖縄地方のドラッグストアチェーン「ドラッグイレブン」や「ドン・キホーテ」、「ニトリ」や「しまむら」があるので全く困りません。
ただ、ニトリで家具を取り寄せる際には、離島料金が追加でかかってしまうのはやむなし、ですね…。
服を売っている店は少ないです。かわいい古着屋もあるにはあるのですが、基本的にはネットで買うことが多いですね。メンズは、半袖・半パンにサンダルが定番なのでラクチンです(笑)
英語力もアップ!
――石垣島ホテルククルで働いてみてよかったことは?
お客様との距離が近いことです!おすすめのお店を紹介すると、「一緒に行こうよ!」なんてこともあります。ホテル1階にある、日本酒バー&ギャラリー「蔵元SAKE&GALLERY」で飲むことも多いですよ。話すことも飲むことも好きなので、最高の勤務先です。
「蔵元SAKE&GALLERY」神奈川県にある”吉川醸造”の厳選したお酒と八重山の肴を楽しめる
――「やりがい」を感じるのはどんなときですか?
「日本各地を転々とした経験を活かせるとき」です。
西表島で暮らしていた際、フェリーの欠航に関わる天気や海況について詳しくなったんです。石垣島でも、天気についてお客様に相談されたときは、神アプリ「Windy」や「潮見表」を使いながら「今日は絶対に雨は降らないのですが、風が強いので注意です。」といったことや「大潮満潮なので、干潮の時間はお気を付けください。」というように、すぐに詳しくお伝えできます。これまでの経験を最大限に生かし、お客様により楽しくお過ごし頂いた時は嬉しいです。
――職場の雰囲気を一言で表すと?
「飲み食い大好き」!普段、職場の人とごはんに行くことが圧倒的に多いです。行き過ぎです。少人数でも、大人数でも、系列のゲストハウス「ちゅらククル」の方々も、ホテルの清掃スタッフも、垣根なくみんなで行きます。そのおかげで飲食店に詳しくなり、お客様にも紹介することができるので、一石二鳥です(笑)
ちゅらククルのコミュニティスペース
――職場で働いてみて、自身の変化はありますか?
インバウンドゲストが3割を占めているので、英語力が伸びました!
それから、ホテルに4階にある保育園「ひばりの保育 石垣のいえ」(シマダグループ運営。勤務者は優先的に保育可能。)とも連携があるので、子どもとのコミュニケーションも得意に。ファミリー層からは「スタッフの子どもの対応が上手で、家族みんな快適に過ごせました」と嬉しい声を頂いています。
「ひばりの保育 石垣のいえ」施設
「ひばりの保育 石垣のいえ」保育時の様子
「縁」であふれる場所をつくりたい!
――これからの目標は?
「自分のゲストハウスを作って、縁であふれる場所を作る事」です。
そのために今、宿泊事業に関わる全てを学んでいます。
これから出会う人々みんなを喜ばせたいです!
――リゾートバイトやリゾート勤務には石垣島が絶対おすすめ!というポイントは?
人が好き、自然が好きという方には絶対におすすめです!
知り合いが知り合いを呼んで、周りはいつも賑やかになります。その一方で、漁港でゆっくり波間を眺めて過ごす一人時間も、自分と向き合ういい時間です。とにかく最高の時間しかありません!(笑)
――石垣島に移住や転職を考えている方に、先人の知恵を授けてください!
少しでも検討しているなら、もうとりあえず飛行機に乗っちゃいましょう!短期でも働けますよ!
――最後に一言!
いちゃりばちょーでー!(沖縄の方言で「一度会えばみな兄弟」)
お気に入りの場所「舟蔵公園」
沖縄 石垣島 勤務まとめ
石垣島の明るい空気そのままの雰囲気をまとった、Iさん。島でしか体験できない日々を充実して過ごしている様子が伝わってきました!インタビューにご協力頂き、ありがとうございました。Iさんの言葉から、石垣島で働くことに少しでも興味が出てきた方は下記のリンクをチェックしてくださいね。
シリーズ『働くならどこ?「石垣島」・「箱根」・「軽井沢」リゾート対決!』次回もお楽しみに♪
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