年賀状が禁止なのです・・・
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シマダグループでは、社員同士の年賀状のやりとりが禁止されています。
取引先との年賀状が禁止されているわけではありませんが、会社として“年賀状”はつくっていません。
その代わりに、毎年欠かさず届けているのがグリーティングカード。
年始ではなく、クリスマス前に届く一枚です。
クリスマスカードと年賀状の、ちょうど境目に。
「お世話になりました」と「これからもよろしくお願いします」を伝えられる存在です。
その年らしく、少し変
毎年のカードづくりは、「今年は何をモチーフにするか」ではなく、
・今年は、どんな一年だったか
・来年を、どんな気持ちで迎えたいか
そんな会話から始まります。
2008年から一貫してグリーティングカードを手がけてくださっている、
世界的デザイナー・ウノサワケイスケ(鵜野澤啓祐)さん。
鵜野澤さんは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のクリスマスカード・デザインに日本人として初めて選出され、その後も30年にわたりカードデザインを手がけ続けているデザイナーです。
30年連続という活動は、世界で一人。
世界中で愛され続けている、唯一無二の存在です。
そんなウノサワさんが、毎年「シマダグループのためだけに」一枚のカードを描き下ろしてくださっています。
毎夏、「今年のカードについて、一度お時間ください」という連絡が届くと、
半年以上にわたる対話と試行錯誤、そして――ときどきの迷走が始まります。
振り返ると、シマダグループのカードは、
毎年きちんと“その年らしく”、そして毎年きちんと“少し変”。
ある年は、干支をモチーフにしながらARを組み合わせた立体パズル式カードに。
スマートフォンをかざすと、仮想空間の牛がサンタとプレゼントを引いている仕様で、
サンタのセリフを考えて声を吹き込んだのも、今では良い思い出です。
干支からあえて離れた年もありました。

2023年は「感謝状」をテーマに。

2024年は、宇宙・くじら・人間の対比から「人間なんて小さな存在。だからくよくよせず “I’m OK” でいこう」というメッセージを込めました。
そして2025年。
久しぶりに干支モチーフへ回帰します。
コロナ禍を経て、静かなメッセージが続いた数年間。
そろそろ、パーッと明るくいきたい。パーティーしたい。
巳年(蛇)→ ハイブランドジュエリー → クレオパトラ。
連想の果てに生まれたのが、この大胆なカードでした。

クレオパトラの腕には「ちょっと一皮脱いでみる?」「たのし“み~”」のメッセージが。
迷走する私たち
デザイン会議は、2025年の振り返りから始まり、やがて2026年の干支「午」へ。
しかも、丙午(ひのえうま)。
1966年の丙午にまつわる迷信や、出生率の話題。
干支の話題になるだろうということで、
AIでラフ案をつくり、「メタモルフォーゼ(変態)」の象徴として蝶の羽が生えた馬を提案してみます。

<提案時のAI生成画像>
反応は悪くない。
けれど、「これでいこう!」にはならない。
絵馬、馬蹄、白馬伝説、千里馬、
そして「人間万事塞翁が馬」。
ウマにまつわる物語や象徴を、ひたすら調べ、話し、また検討を重ねます。
ペガサス vs ユニコーン
そこで注目されたのが、ウマを起点に、人の想像力が生み出した存在である「ペガサス」と「ユニコーン」。
この二つの違いは?
どちらが、シマダグループらしいのか?
ChatGPTから返ってきた答えは――「ペガサス」。
現実と夢を併せ持ち、
地に足をつけながら空へ羽ばたく存在。
なるほど。確かに。
ChatGPTからの回答をヒントにさらに話し合いを重ね、
テーマは徐々にペガサスへと定まっていきます。
ペガサスに米俵を引かせてください
とはいえ、ここからが本番。
米屋から始まったシマダグループらしく、
ペガサスに米俵を引かせてみたら?

<ペガサスに米俵を引かせる案>
漫画タッチにできない?
シマダハウスならぬ、「シマダホース?」
考えすぎて、ダジャレしか出てこなくなります。

<幻の漫画版>
あとから振り返ると、「迷走にもほどがあるでしょ!」と言いたくなりますが、
この時は結構真剣に考えています。
今回も、例年同様「好き放題言い放っている」打ち合わせ。
けれど、それらをひとつの“デザイン”としてまとめ上げてくださるのが、ウノサワさんです。
完成したカードのお披露目!
そうして辿り着いた、今年のグリーティングカード。
キーワードは「想像の翼を広げて未来へ」

2頭の馬と、小さなペガサス。
オーロラの光に包まれ、会話しているようにも見えるデザインです。
「親馬から、羽の生えた子どもが生まれた」という小さな物語。
手に取る人が、自由に意味を重ねられる余白を残しました。
夏から始まり、迷走し、立ち返ったこのかたち。
この一枚が、一年の終わりと、新しい一年の始まりを、静かにつなげたら嬉しく思います。

(番外編)「2026年シマダホースGPT」構想
勢い余って、こんな案も出ました。
「QRコードを読むとAIの“シマダホース”と会話できるって面白くないですか?」
一瞬、本気で検討され――結果、お蔵入り。
※幻の企画:2026年シマダホースGPTはこちらから
2026年、あなたにぴったりなシマダグループのサービスや商品を診断し、一言エールを送ってもらえますよ!
火の力が重なると言われる丙午。
想像力とエネルギーを味方に、実り多き一年になりますように。
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