2026.01.06

今年は丙午(ひのえうま)
グリーティングカード奮闘記

8月。デザイナーさんから「今年のカードについて、一度お時間ください」というアポをもらったとき、私たちの年末は、静かに始まります。
セミが鳴いていて、夏休みの話題の方が近い頃。それでもこの連絡が来ると、毎年思うのです。
――あ、今年ももう、暮れだな。

シマ報 > 米・飲食事業 > 今年は丙午(ひのえうま)
グリーティングカード奮闘記
Summary
  1. 年賀状が禁止なのです・・・
  2. その年らしく、少し変
  3. 迷走する私たち
  4. ペガサス vs ユニコーン
  5. ペガサスに米俵を引かせてください
  6. 完成したカードのお披露目!
  7. (番外編)「2026年シマダホースGPT」構想
  8. 音声はコチラ

年賀状が禁止なのです・・・

音声はコチラ

シマダグループでは、社員同士の年賀状のやりとりが禁止されています。
取引先との年賀状が禁止されているわけではありませんが、会社として“年賀状”はつくっていません。

 

その代わりに、毎年欠かさず届けているのがグリーティングカード
年始ではなく、クリスマス前に届く一枚です。

 

クリスマスカードと年賀状の、ちょうど境目に。
「お世話になりました」と「これからもよろしくお願いします」を伝えられる存在です。

その年らしく、少し変

毎年のカードづくりは、「今年は何をモチーフにするか」ではなく、

 

・今年は、どんな一年だったか

・来年を、どんな気持ちで迎えたいか

 

そんな会話から始まります。

2008年から一貫してグリーティングカードを手がけてくださっている、
世界的デザイナー・ウノサワケイスケ鵜野澤啓祐)さん

鵜野澤さんは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のクリスマスカード・デザインに日本人として初めて選出され、その後も30年にわたりカードデザインを手がけ続けているデザイナーです。

30年連続という活動は、世界で一人。
世界中で愛され続けている、唯一無二の存在です。

そんなウノサワさんが、毎年「シマダグループのためだけに」一枚のカードを描き下ろしてくださっています。

 

毎夏、「今年のカードについて、一度お時間ください」という連絡が届くと、
半年以上にわたる対話と試行錯誤、そして――ときどきの迷走が始まります。

 

振り返ると、シマダグループのカードは、
毎年きちんと“その年らしく”、そして毎年きちんと“少し変”。

 

ある年は、干支をモチーフにしながらARを組み合わせた立体パズル式カードに。
スマートフォンをかざすと、仮想空間の牛がサンタとプレゼントを引いている仕様で、
サンタのセリフを考えて声を吹き込んだのも、今では良い思い出です。


干支からあえて離れた年もありました。

 

 

2023年は「感謝状」をテーマに。

 

 

2024年は、宇宙・くじら・人間の対比から「人間なんて小さな存在。だからくよくよせず “I’m OK” でいこう」というメッセージを込めました。

 


 

そして2025年。
久しぶりに干支モチーフへ回帰します。

コロナ禍を経て、静かなメッセージが続いた数年間。
そろそろ、パーッと明るくいきたい。パーティーしたい。

巳年(蛇)→ ハイブランドジュエリー → クレオパトラ
連想の果てに生まれたのが、この大胆なカードでした。

 

クレオパトラの腕には「ちょっと一皮脱いでみる?」「たのし“み~”」のメッセージが。

迷走する私たち

デザイン会議は、2025年の振り返りから始まり、やがて2026年の干支「午」へ。

しかも、丙午(ひのえうま)

 

1966年の丙午にまつわる迷信や、出生率の話題。
干支の話題になるだろうということで、

AIでラフ案をつくり、「メタモルフォーゼ(変態)」の象徴として蝶の羽が生えた馬を提案してみます。

 

<提案時のAI生成画像>

 

反応は悪くない。
けれど、「これでいこう!」にはならない。

絵馬、馬蹄、白馬伝説、千里馬、
そして「人間万事塞翁が馬」

 

ウマにまつわる物語や象徴を、ひたすら調べ、話し、また検討を重ねます。

ペガサス vs ユニコーン

そこで注目されたのが、ウマを起点に、人の想像力が生み出した存在である「ペガサス」「ユニコーン」

この二つの違いは?
どちらが、シマダグループらしいのか?

 

ChatGPTから返ってきた答えは――「ペガサス」。

 

現実と夢を併せ持ち、
地に足をつけながら空へ羽ばたく存在。

 

なるほど。確かに。

ChatGPTからの回答をヒントにさらに話し合いを重ね、
テーマは徐々にペガサスへと定まっていきます。

ペガサスに米俵を引かせてください

とはいえ、ここからが本番。

米屋から始まったシマダグループらしく、
ペガサスに米俵を引かせてみたら?


<ペガサスに米俵を引かせる案>

漫画タッチにできない?

シマダハウスならぬ、「シマダホース?」

考えすぎて、ダジャレしか出てこなくなります。

シマダホース 漫画案

<幻の漫画版>

 

あとから振り返ると、「迷走にもほどがあるでしょ!」と言いたくなりますが、
この時は結構真剣に考えています。

今回も、例年同様「好き放題言い放っている」打ち合わせ。

けれど、それらをひとつの“デザイン”としてまとめ上げてくださるのが、ウノサワさんです。

 

完成したカードのお披露目!

そうして辿り着いた、今年のグリーティングカード。

キーワードは「想像の翼を広げて未来へ」

 

 

2頭の馬と、小さなペガサス。
オーロラの光に包まれ、会話しているようにも見えるデザインです。

 

「親馬から、羽の生えた子どもが生まれた」という小さな物語。
手に取る人が、自由に意味を重ねられる余白を残しました。

 

夏から始まり、迷走し、立ち返ったこのかたち。
この一枚が、一年の終わりと、新しい一年の始まりを、静かにつなげたら嬉しく思います。

 

(番外編)「2026年シマダホースGPT」構想

勢い余って、こんな案も出ました。
「QRコードを読むとAIの“シマダホース”と会話できるって面白くないですか?」
一瞬、本気で検討され――結果、お蔵入り。

 

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火の力が重なると言われる丙午。
想像力とエネルギーを味方に、実り多き一年になりますように。

音声はコチラ

音声版のシマ報です!
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