2026.01.27

数字発表はナシ!?社長たちへ無茶ぶり!
シマダの「マネージャー会議」とは

シマダグループには、隔月1回、グループ会社の社長陣とマネージャー約70名が集まる「マネージャー会議」がある。「社長」「マネージャー」「70名」と聞くと、数字の報告、進捗確認、詰められる空気——そんな会議を想像してしまう。ところが実際に参加してみると、用意していた月次資料はほとんど開かれない。売上の達成率について深掘りされることもない。

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シマダの「マネージャー会議」とは
Summary
  1. 数字の話をしない、ちょっと不思議な会議
  2. なぜか毎回、小ネタが挟まる
  3. よく振られ、よく試される社長たち
  4. じわじわ効いてくるタイプ
  5. 音声はコチラ

数字の話をしない、ちょっと不思議な会議

音声はコチラ

まずは、この少し変わった会議が、どんな経緯で生まれたのか、から書いてみたい。

シマダグループには、「全体朝礼」という文化があり、社員の規模が小さかったときは毎週月曜日全社員が一堂に会することができた。

そこで、代表の話を聴いたり、各部門の報告を聴いたりすることで、一体感が生まれていた。

また、当時は謎の文化もあった。

 

・朝礼の終わりに持ち回りで、アカペラで歌う(不動産事業がメインだった当時、木造住宅の骨組みの完成を祝う、上棟式の練習という意味があったらしい)

 

・新入社員は入社して3ヶ月くらいは、「最近どうだ?」と聞かれ、研修の感想や違和感を持ったこと、前職との違いなどを毎週発表する

 

・国家資格の宅地建物取引士の受験日が近づくと、受験するメンバーは勉強の進捗や直近の模試の結果を発表する。本試験後は自己採点の結果を発表する。

 

この、濃密な時間が社風をつくる時間でもあったと感じている。

2008年ころ当時、社員数は50名程度だった。

 

その濃密な全体朝礼も、会社の成長と共に過渡期を迎えた。

社員は450名程度になり、事業の幅も広がり24時間の現場(ホテルや介護など)が増えたことから、全社員が一堂に会すことは、規模と運営の面でも難しくなった。

 

今までの「全社員」で「濃密」にコミュニケーションを取ることの、どちらかをあきらめなくてはならなくなった。

 

そんな中での最適解は、

・「全社員」を対象にした「全体朝礼」

・規模を絞って「濃密」に話し合うことを目的とした「マネージャー会議」

この両方を隔月で行うことだ。

 

「全社員で集まる場」と「人数を絞って話す場」を役割分担して続けていく形が定着していった。

そのひとつが、このマネージャー会議だ。

なぜか毎回、小ネタが挟まる

マネージャー会議の対象者は、各部署・各会社の社長、役員、そしてマネージャー。ホテルでいえば支配人、介護施設だと施設長などのメンバーが、2ヶ月に一度、新宿に集まる。

それでも全体で70名程度集まる規模感だ。

 

「濃密に」コミュニケーションをとることを目的としているのでコンテンツは、話し合うことが多い仕様。

 

・理念ブックMetamorphoseにちなんで「最近メタモルフォーゼ(変化・変態)したこと」をテーブルで話す

 

・社長や役員へ、マネージャー陣から悩み相談をするパネルディスカッション

 

・性格診断(エニアグラム)をやってみて、タイプごとにテーブルに分かれて検証してみる

 

・目標の発表で髭脱毛を掲げる

 

・チームビルディングのために、班に分かれてカレーをつくる

 

各事業部からの大きな話題の他は、いつもこんな小ネタを挟む。

 

 

気が付いたのだが。

あまり、数字の発表はしない。

なぜ数字の話をしないのか?
マネージャーたるもの、数字を意識して仕事しているのは大前提である。
だから、あえて数字の話はしないのだ。

たまに、「今年の目標を数字で」のようなお題が出されることがあるが、

営業数字についての発表はない。(一応会議までに月次の資料を作成し公開するが、会議がその資料に沿って進行することはほぼない)

よく振られ、よく試される社長たち

マネージャー+社長が集まる会と聞くと、緊張感のある場を想像する人も多いと思う。

だが実際は、台本のない質問を投げられたり、急に意見を求められたりするのは、社長陣の方だ。

先日の忘年会では、各テーブルに振り分けられた社長たちが、パターゴルフで対戦するという謎の企画もあった。

 


各社の期待を背負う社長

 

さらに、優勝チームへの景品として用意されたのは、
「各社社長の家に眠っているお宝を持ってきてください」という無茶ぶり。

「今年一番、悩みました」と語る社長もいた。

 

<社長からもらったお宝の例>

・COMPHOオープン時の制服と数十年前の貴重な名刺
・(数回使ったかもしれない)高級ワイングラス
・(数回使ったかもしれない)高級財布
・開けていないワイン
・未開封の推しグッズ(本当はあげたくない!)
・試作したガラスのペーパーウェイト
・貴重な大阪万博グッズ
・スペインに行ったとき涙を流しながら見たサグラダファミリア…のレゴ

 

 

 

会議も忘年会も含めて感じるのは、この場では、社長の方がよく振られ、よく試されているということだ。

じわじわ効いてくるタイプ

「数字の話をしない会議って、何の意味があるんですか?」
そう言われても、不思議ではないと思う。

ただ、会議の中で誰かがぽつりと言った一言や、何気なく紹介された経験談が、後になって仕事のヒントとして浮かび上がることがある。

その日のうちに役立つこともあれば、数か月後、あるいは数年たってから、
ふとした瞬間に思い出して、腑に落ちることもある。

この会議は、どうやらそういう言葉を持ち帰る場所らしい。

 

2025年マネージャー忘年会にて

音声はコチラ

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