ある日の告知
『このたび、六本木と箱根を舞台に、「野球はしませんが、ラミちゃんがやってきます」
ラムとカクテルを主役に、アレックス・ラミレス氏がアンバサダーとして登場する大人のイベントです⚾🍸』
ある日突然、社内の掲示板にこのメッセージが流れてきた。
—–ラミちゃん!? え、ラミレスってあのアレックス・ラミレス!?
ラミレスに会えるの!?ここで色めき立つ社内非公認組織プロ野球同好会のメンバー達。
逆に言うとこのメンバー以外の盛り上がりはほとんどなく反応が若干薄いようだ。
同好会に所属する私の野球好きは有名でシマダグループの総合冊子「こめびと」にも掲載されることとなった。

社内バス旅行のカラオケは「六甲おろし」。
4363人のデータを記憶
私には特技がある。
「過去 40 年間のプロ野球選手全員の名前と出身校やドラフト順位及びその選手のトリビアを言える」というものだ。どういうことかと言うと――。
例えば「アレックス・ラミレス」と聞かれれば
ベネズエラ出身。ヤクルト、巨人、DeNAと渡り歩き外国人枠として入団した選手としてはNPB(日本野球機構)初2,000本安打を達成し、名球界入りも果たす。「アイーン」「ゲッツ」「ラミちゃん『ペ』」などのパフォーマンスで人気を博した。現役引退後は横浜DeNAの監督を歴任し球団初のクライマックスシリーズ進出に導いた名将でもある。なお、同じベネズエラ出身でヤクルト、巨人で活躍し25歳年上で“友達のお母さん”オルガ夫人と結婚したのはロベルト・ペタジーニだ。
NPBに所属するプロ野球12 球団の支配下選手は 70 名。
その平均在籍年数は「7.7 年」だ。(2021 年調べ)計算すると 12(球団)×70(人)×40(年)÷7.7(平均在籍年数)=4363.6(人)つまり過去40年間のプロ野球選手は 4363 人。名前をあげてもらえば瞬時にこのように答える事ができる。大事なことなのでもう一度言う。4363 人全員だ。
無駄な特技もここまでくると極まりない。
祝い「アレ」!! シマダグループは読売ジャイアンツ球場を応援します | シマダグループ
学生時代、この特技を合コンで披露したところ 1 ミリもウケなかった。
「マクドナルドって最初はホットドック店だったらしいよ」
「へえ・・・」みたいな感じだ。
ホテル&レジデンス六本木にて
ラミレス氏は、ベネズエラ産のプレミアムラム『Ron Carúpano(ロン・カルパノ)』のブランドアンバサダー。イベントではブランドの魅力やストーリーを本人の言葉で直接届けてくれる。さらに、世界的バーテンダーの小林清貴氏がロン・カルパノの個性を最大限に引き出したこの日だけのオリジナルラムカクテルをフリーフローで楽しむことができる。

バーテンダーの小林清貴氏
当日、今か今かとそわそわする我々。すると、どこからともなく拍手と歓声が沸き起こり、ラミレス氏が登場した。子供のように沸き立つ参加者。誰にでも笑顔で握手、写真、サインに応じる。…参加者のハートをがっちりつかむ。チョロすぎるぞ、プロ野球同好会。ユニフォームやヘルメット持参の猛者たちも列をなして並んでいた。

注:役員です。
質問コーナーでは
・好きな女性のタイプ
・仕えた監督の中で一番厳しかったのは誰か
・もっとも年俸をもらったのはどの球団か
・8番投手の戦略的意義など
などなど。
返ってきた答えは
・「ベネズエラではお尻の大きい女性がモテるんだよ」
・「中畑さんは“エンターテイナー”」
・「巨人時代は〇〇〇〇〇万円の年俸。詳細は想像にお任せします(笑)」
・「9番倉本選手の得点圏打率が高かった」
通訳さんの返しも絶妙で、会場は爆笑の渦に包まれた。
いよいよ私の番だ。
「横浜監督時代のドラフトで、駒沢大・今永、神奈川大・浜口、立命館大・東など、大卒即戦力の左投手を1位で獲得しています。ただ、本当は別の選手を指名したかった年はありませんか?例えば2017年なら早稲田実業の清宮幸太郎や九州学院の村上宗孝、履正社の安田尚憲、JR東日本の・・・(以下略)などが候補に挙がっていましたが。」
するとラミレス氏はこう語った。

※編集部注:筆者があまりにも熱を帯び、ラミレス氏が「オフレコね♪」とおっしゃったことを失念してしまっていたため、やむを得ず加工をしております。ご了承ください。
まさか本人から直接裏話が聞けるとは。感激だ!!ちなみにこの質問への反応は、当日のコアな参加者のなかでも「へえ・・・」程度の小波に留まった。学生時代の合コンと同じだ。
ベネズエラへの想い
「私の故郷ベネズエラは壮大な自然の美しさや美味しい食べ物に恵まれた素敵な国です。ただ、今は政治的に非常に難しい時期です。もし、できるのであれば本日参加の皆さんでツアーを組んでベネズエラを案内したいくらいです。」
ラミレス氏は少しだけ寂しげに微笑んだ。(ように見えた)
参加者はそんなベネズエラに思いを馳せ、Ron Carúpanoの余韻が消えゆくころ、美味しい食事とラミレス氏の笑顔を胸に会を締めくくった。
外に出るとまだ肌寒い夜風が頬をかすめるが、どこか球春の気配が混じっているようだ。グラウンドの土の匂い、応援歌の高揚感、新しい季節の扉が静かに開く瞬間――そんな胸の高鳴りを抱えながら、私は冬の終わりをじんわりと味わった。

【お知らせ】
3/19(木)「bar hotel箱根香山」でも開催
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【stand.fm 「#24 ラミちゃんが六本木に来た日~野球好き社員が沸いた夜~」 】
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