ピレネーについて
6月某日。
茹で上がりそうな暑さの東京をはなれ、降り立ったのは軽井沢の地。
……湿気が少ない!
澄み渡った青空と新緑のまぶしさに癒されながら歩くこと10分少々。
六本辻の傍らに見えてきたのは、シマダグループが運営するレストラン「ピレネー」。
シュミネ(暖炉)で焼いたその時期イチオシの厳選素材とワインを堪能できる、
一軒家のフレンチレストランです。
食べログ「フレンチ EAST 100名店 2025」にも選ばれました。
ランチコースを味わってみた
お昼の時間帯に訪問し、コース料理をいただきました。
まずは前菜ブッフェ。
映える。そしてどれもがおいしい!
私が特に気に入ったのはタコ。
自家農園の無農薬野菜や日本海直送の魚介類の旨みが引き立つように調理されています。
メイン料理を待つ時間も楽しい。
そしてメインのお肉の登場。
すごいボリュームです。これで2人前!
シェフが焼く前の熟成牛を見せてくれました。
ああ絶景。これを軽井沢連山とでも呼ぼうか。
さらに調子に乗って、バースデープレートまで頼んじゃいました。
え?筆者の誕生日は11月です。
でも自身の広報としての誕生月ですので。
ところでお肉のあとのこのプレート、なかなかお腹に来ました。
でもいいんです。これは幸せの重み。幸せだから0カロリー。
店内にはシマダの冊子「こめびと」最新号も。
こだわりのワインセラー
ピレネーの特徴のひとつに、約7000本のワインを保管できるワインセラーがあり、こちらにも潜入。
気温の高い日だったので、入った瞬間思わず「涼しい~!」と叫びました。
品質管理のため、徹底した温度管理がなされています。
ワインを嗜むお客様は、ここでご自身でワインを選ぶこともあるのだとか。
なんとも大人な世界。
ワインセラー内には優雅なクラシック音楽が流れており、スタッフ曰く「モーツァルトを聴かせている」とのことでした。
近年では、ワインに音楽を聴かせて風味や香りを引き出す手法「音響熟成」が注目されているようです。何やら音楽が生み出す振動にカギがあるらしい。
う~んワインの世界、奥深い……。
ここで働いたらワインについて色々と学ぶことができ、大人の階段のぼれること間違いなしですね。
ワインセラーの脇には、色とりどりのお花も☆(ビジョナリー企画部の山本さん作)
また、ピレネーからほど近い場所にあるシマダグループの「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ」(宿泊ができるレストラン)は、漫画「神の雫」に登場しています。
「プリマヴェーラ」と、隣接する「穏坐bar」はどちらも現在改装中。2025年8月営業再開の見込みです。
実は、軽井沢には「工事自粛期間」があり、真夏はすべての工事をストップしなければなりません。
ということで大急ぎで作業中!
現場の皆さんの頑張りのおかげで、まもなく完成です。
まかないで、心も体もあったまる
なんとピレネー、スタッフには1日2回のまかない付き!
パスタや時には金目鯛(!)など、毎日手作りの料理が並びます。
都会では味わえないゆったりした時間と、軽井沢の静かな空気——
四季折々の自然を感じながらみんなで食卓を囲む時間に、心がほぐれます。
「同じ釜の飯を食う」ことで、チームワークも良くなること必至。
人と話すのは好きだけど、一人の時間も絶対に必要!な自分のような人間には厳しいかな……?と思いながらも、食を通してつながる時間が、レストランの営業にも良い影響を与えてくれると確信しました。
まかないの実際の写真などはこちらの過去記事をご覧ください↓
初の遠出取材を終えて、あれ?
そんなこんなで初の取材を終え、満員の新幹線に飛び乗り帰京。
軽井沢にはこれまで何度か来たことがありますが、今回は美しい青空と澄んだ空気を吸っただけでこみ上げてくるものがありました。
新緑の鮮やかな色にも感動。
あれ、なんか自分疲れてる??
皆さんも疲れたら軽井沢へ。
心地よい風と美味しい料理が出迎えてくれます。