S上司より -プロローグ-
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-S上司より-
かねてより「上司泣かせ」の異名をもつ同い年の彼。
私が上司として迎えた配属初日、「上司とは思っていません」と宣言され、
早々に泣きそうになりました(笑)。
しかし、共に過ごした日々は、その噂とは正反対でした。
そんなHさんが去り際に書き残してくれた、「退職エントリー」 をどうぞ。
上司へプレゼント
-H本人-
滅多にS上司に相談しない私。
ちょっとお時間ありますか?と会議室に呼び出した。
多分、S上司はザワザワしたんだろうな。
雑談をした後、胸ポケットから「退職届」を取り出して渡した。
ついにこの時が来たか。という表情だった。
14年という時間(とき)
遡ること14年前、ひょんなことからこの会社のメンバーになった。若さかな?遺伝子に組み込まれてるのかな?
上司の言うことを聞かない私。
飽きっぽい性格の私。
そんなワガママな私にも愛を注いでくれた。
3年〜4年ごとに社内転職の辞令を出してくれんだよね。
送り出す方の上司は、嬉しかっただろうな。
受け入れる側の上司は、不安を覚えてただろうな。
退職という選択
居心地が良い職場を「なぜ退職をするのか?」
一言で言い表すのは難しい。
会社に不満は?もちろんあります。
上司に不満は?もちろんあります。
部下の不満は?ありません。私次第で解消できますから。
健全な社会人なら誰でも不満はあるでしょう。
ではなぜ?
「居心地が良すぎるから世間を知りたい」
が一番の理由かもしれない。
S上司
S上司に退職届を渡した話から脱線しましたね。
心のうちを全て話しました。
上司と部下という次元の話ではなく、
人と人との言葉のキャッチボールをしてくれた。
やっばり、居心地がいい。この人ともう少し仕事したいなと思った。
それじゃ自分が変われない。甘えてしまう。
最後に
14年前からオヤジのように見守ってくれた会長。
1時間くらい話す機会を作ってくれた。
穏やかに色々と話を聞いてくれた。
最後に、「今後も関わりがあるよな?」と、
愛のある言葉をかけてくれた。
やっぱり、「居心地が良すぎる」よ。
迷うな俺、荒野へ飛び出せ。
おしまい。
送別メッセージ -エピローグ-
-S上司より-
最初の宣言が嘘のように、今ではチームの要として本当に頼りになる存在となったHさん。
これまで本当にどうもありがとう!
先日会った時は「まだ次は決まっていない」となぜか笑顔で話していましたが、
最終日の業務日報には、晴れて独立する旨が綴られていました。
ここから始まる新たな挑戦を、心から応援しています。
これからは、「上司」ではなく、「同志」としてよろしくね!

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