2021.12.30

不動産デベロッパー会社の営業って
なにしてるの?

~いい時間の始まりに欠かせない営業の存在~
知っていそうで実は知らない不動産デベロッパー会社の営業のお仕事。
新卒で入社し、日々奮闘する新人に聞いてみた。

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なにしてるの?
Summary
  1. 意外と知らない!? デベロッパー会社の営業とは
  2. 具体的な営業職の仕事の流れ
  3. 不動産の仕事=こわい、 のイメージは真実か?

意外と知らない!?
デベロッパー会社の営業とは

不動産。と一言でいっても、賃貸、購入、開発、建築などさまざま。。。

いろいろな分野に分かれていますよね。筆者は子供の頃には

不動産の仕事=こわい。のイメージしかなかったのに(漫画の読みすぎですね)

今は不動産が母体の会社に勤めているのだから、人生不思議なものです。

 

さて、今回は不動産開発の営業、2020年卒のぴかぴかの新人、橋本さんに

「不動産開発の営業って、なにしてるの?」というお話をしていただきました。

 

 

笑顔がまぶしいですね

 

 

こんにちは。デベロッパーであるシマダアセットパートナーズ株式会社(以下、SAP)の新人、橋本です。

突然ですが、デベロッパー会社の営業って何をしているかご存知ですか…?

 

私どもSAPでは戸建てや収益アパートをはじめ、介護施設やホテルの開発も手掛けております。

 

ちなみにシマダグループでは、同グループ内にて介護施設やホテルの運営までを一気通貫にて行っています。一つ一つの建物の背景には、必ず開発営業部の存在があります。

今回は、意外と知られていない私たち営業の仕事についてご紹介します!

 

「営業」と聞くと、何かを売るイメージをされる方も多いと思います。(筆者もそのイメージを強く抱いていました…)

しかし、「売る」だけではなく「買う」ことも重要な仕事なのです。何を買うかって?もうお分かりですね。 建物を建てるための「土地」 です!!

 

私たちの主要な事業でもあるアパートを例に、土地を仕入れるまでのストーリーをご紹介します。

 

具体的な営業職の仕事の流れ

①仲介業者から土地の情報を集める

 

不動産売買の仲介業者の方々から、アパートを建てるにふさわしい土地の情報をもらっています。

日々メールや電話で頂く情報の中でも、検討できそうなものは本当に一握り。そのため、普段より多くの仲介業者の方との関係を築き、情報を集めます!

 

気軽に食事や飲み会ができなくなった今、コミュニケーションをどうとるか、工夫が必要に。仲介業者の皆さまとお近づきになるため、密かにゴルフの練習に励んでいます!(笑)

 

 

②現地調査

検討できそうな土地の情報が見つかったら、実際に現地を見に行きます。建築する上で重要な道路の幅員や周辺環境、土地の高低差などをチェック!

 

実際に住む人の気持ちになって、駅から物件までの道のりで買い物をする場所や飲食店の充実度などもチェック。この仕事のおかげで自分が住みたいと思う街に沢山出会いました!

 

 

③プランを入れる

オフィスに戻ったら、敷地情報をもとにどんな建物を建てるか図面に落とし込みます。

 

宅建の勉強をされた方や不動産関係者はご存じだと思いますが、敷地に対して建物が建てられる最大の大きさが場所によって決められています。(建蔽率、容積率)

 

その他にも火災等が起きた際の避難経路の確保など様々な制限をクリアしながら図面を描いていきます。高い収益性を生むために効率よく最大限に部屋を入れるのがポイント!

 

さらっと言いましたがこの図面を描く作業、営業の仕事の中で最初にぶち当たる難関作業です。建物を平面で考えるのにも苦労しましたが、最初は直角な線を引くだけで苦労しました。(笑)

 

 

④値付けをする

図面ができたら、過去のSAP物件や周辺物件の賃料を参考に各部屋の賃料を設定します。

この建物から生まれる年間の賃料収入が計算できたら、土地の価格、建築費等を踏まえ、収支計画をしていきます。(買えますように…と心の中で祈りながらひたすら電卓をたたきます。)

 

時には土地の価格を交渉もします。十分な利益が確保できると判断できたら… ついに購入に至ります!先輩方曰く、この作業を繰り返して実際に買える土地は100件に1件程度だとか。

 

 

新卒で入社し2年目の私も、現在一人前の営業マンになるため日々仲介業者への訪問やプラン入れを行っています。

このようにして仕入れた土地に素敵な建物を建ててくださるのが建築事業部。

 

次回はぜひ、建築事業部がどんな仕事を行っているのか?をご紹介できればと思っております。

 

不動産の仕事=こわい、
のイメージは真実か?

もともとは他事業部にも興味があって入社してくれた橋本さん。入社後に全部署の研修を受け、営業の才能を見込まれて、晴れて不動産の開発の営業となりました!

 

デベロッパーの開発営業は一人前になるまで時間がかかります。

 

自らの営業で、購入が決まった土地に新たな建物が建ち、そこに人びとが住んだり、ホテルができたりする姿を想像すると、とても夢のある仕事だなと。

 

不動産の仕事=こわいなんて、とんでもない話でした。今回の話を聞き、不動産の仕事=夢の実現、そんな印象をもったのでした。

 

これからも奮闘し成長していく橋本さんを、こっそり、母のような気持ちで見守りたいと思います。

 

Written by
小林
Ai Kobayashi
ホテル事業部を経て広報。東京の下町育ちで幼いころから神輿に慣れ親しむ。 新卒で就職した大手企業を退職し、30歳まで留学や就職などで海外生活を堪能。人と接する仕事が好き。正反対の性格の人と社内結婚し、1児の母となりました。
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