2022.10.13

-孤独のグルメ風にフォーを食す-season1米麺食堂 by COMPHO大手町店 

時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たす時、つかの間、
彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を使わず ものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである。
(引用:ドラマ孤独のグルメより)

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Summary
  1. やはり日本人は米だよな
  2. カレーが無料で食べ放題

やはり日本人は米だよな

大手町での商談を終えた俺はひさしぶりの大きな取引という事もあり

機嫌が良かった。

 

天高く馬肥ゆる秋か。馬が食欲を増して肥えていくっていうくらいだから、

当然俺も腹が減る。仕事もひと段落したことだし、飯でも食っていくか。

 

この辺は普段はあまり来ることもないが・・・。

大手町、大手町、、そうだ、カレーの本石亭だ。あそこがいい。

あそこのスパイスは絶品なんだ。まてよ、確か店主が一人でやっていて昼を少し過ぎると閉まっちゃうんだよな。まだ、間に合うか?

 

現場についたものの。。

 

ああ、やっぱり。ランチメニューが終わっていた。

がーんだな・・・・・。

 

思い描いていた通りにならなかった俺は途方にくれながら昼飯を探しに

ビル街をさまよっていた。

 

 

腹が減って死にそうだ。

 

そんな中、とある店が目に。

 

米麺食堂 by COMPHO

 

フォーか。どちらかというと女性向けでボリュームがイマイチというイメージだよな。随分昔、三軒茶屋で食ったことがあるな。ものは試し、久しぶりに食ってみるか。

 

 

「いらっしゃいませ!」

 

おや、意外と今は男性客が多いな。

店内はなんだか昔行ったベトナムのホーチミンみたいな雰囲気だ。

あの国は良かったな。こう、なんというか独特な雰囲気で。

 

 

席についてみると、注文は携帯で行う。昔じゃ考えられんな。

店員とのやり取りも醍醐味だったりするもんだけど。

おっと、「昔じゃ考えられんな」なんて言うようじゃ、おじさんみたいだな。

いやいや「おじさんみたい」じゃなくて、もう「立派なおじさん」だったな。(苦笑

 

 

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「お待たせしました!」

 

メニュー

ゴマのフォー大盛                880円

生春巻き+ジャスミンティー(フォーとセットで) 300円

揚げ玉 無料 ・ もやし 無料

 

トッピングサービスが色々あるのはありがたい。

きたきた。お、ゴマのいい香りが食欲を誘うな。

 

 

いただきます。

さーて、何からいこう。

まずはスープから。ごくり。優しい感じだ。

麺の方はどうだろう。つるり。

おお、もちもちしこしことのどごしが鮮やかだ。

ラーメンやうどんとは少し違う感じで、何だかスルリと入っていく。

 

 

フォー マズくない! けっしてマズくないぞ!!

なんだか、懐かしい味だ。

いいじゃないか こういうのでいいんだよ。こういうので。

 

米の麺。やはり日本人は米だよな。所詮俺たちは農耕民族なんだよ。

大盛りにしたのは正解だった。

 

真ん中にあるひき肉をスープに混ぜてもう一口。

さっきとは味が変わってコクがでて別の味が楽しめる。

これはいいぞ!

もやしの食感も効いている。ここにレモン汁を入れて、それに揚げ玉をまぜると。。

 

揚げ玉と言えば、金のなかった学生時代に近所のうどん屋で腹を満たすために

ひたすら入れてたっけな。

 

うん、うまい。揚げ玉 最強! 埼京線 胃袋行き 特急。

 

スープにしみた揚げ玉は立派なおかずになる!

ごはんを入れれば、おじやみたいになるかもしれない。ご飯はないのかな。

 

カレーが無料で食べ放題

 

え、フォーをご注文の方はグリーンカレーとレッドカレーが食べ放題!?

 

馬鹿な。そんなうまい話しがあるのか・・・?

 

何はともあれありがたい。ベトナムのフォーを食べに来たらタイのカレーも食える。

まさに食の国際交流だな。ふふふ。

 

 

カレーも美味い! 今日はもうカレーを諦めていたのにここでまた出逢えるとは!!

味はココナッツミルク。まろやかさと辛さが中和されて丁度いい。

生春巻きは野菜がたっぷりとれ、フォーとカレーがセットになってボリューム十分ある。

男性客が結構いるのはこういう事か。

 

これはもう箸がとまらない!口の中が秋祭りの宮出しだ!

おいおい あっという間に食べてしまったよ。

ごちそうさまでした。

ふう、ちょっと食いすぎた。まあ、ひとり飯誰気にすることもなし。

最後のカレーのおかわり・・・あれが効いたな。

 

「ありがとうございました!」

 

 

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店を出て、大手町ビルから歩いて地下鉄大手町駅に向かう。

うまいものを食うと何だか幸せな気分になる。

人がひっきりなしに行きかう中

 

俺は得体のしれない奇妙な満足感を味わっていた。

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