目立たず、建物を守っています
9:00 出社
京王線千歳烏山駅はとても人通りが多く、朝から活気あふれている。
駅前商店街は150店以上の加盟店が軒を連ねる。シマダリファインパートナーズは1階にドトールコーヒーと島田宇平商店が入っているビルの2階にある。
「おはようございます!」一日のはじめの挨拶、朝礼。その後メールチェックや工事依頼の手配などを行う。
10:00 車でリフォーム課の同僚と管理物件へ
漏水が発生した部屋でボードを解体し、原因を調査。漏水箇所の補修の手配を行い、復旧や室内リフォームは同僚にバトンタッチ。漏水対応はチーム戦だ。
11:30 業者さんと改修工事現場の建物検査
古くなった建物がメンテナンスによって再び生き返るのを見ると気分が高揚する。
12:30 お昼
烏山商店街は美味しいお店が色々あり食事には困らないけれど、移動が多い日はコンビニで購入したおにぎりとお茶で済ませる事も多い。
15:00 大規模修繕工事の為、現地でオーナー様とオーナー担当と待ち合わせ
オーナー担当が相談を受けた案件をより専門的な知識でオーナー様にとって最善となる提案ができるよう心がける。
賃貸不動産営業 オーナー担当の一日 11年目の彼女の場合 | シマダグループ
16:30 会社から携帯に電話
入居者から手摺が外れてしまったとの連絡。
現場から近い事もあり、物件に直行する。業者さんを呼ぶ事もあるけど自分でできる修繕はマイ工具で対応し無事完了。入居者さんから冷たい麦茶をいただく。
“お客様のために”なんて綺麗ごとを言うわけではないけど、こういう時は少しの満足感に浸る。
17:30 帰社後はメールチェックや電話対応
先ほど対応依頼をくれたスタッフさんから“ありがとうございました!”と声をかけられる。それもまた、嬉しい瞬間だ。
18:30 業務終了!
バンドマン志望からビルメンテナンスの世界
「よくいますよね、口だけで夢を語って何もしないヤツ。僕、まさにそれでした。」
高校卒業後、音楽専門学校に入学。バンドを組んでメジャーになりたい。担当はギター。将来の夢のためにアルバイトをしながらバンド活動を続ける・・・。
「いや、もう絵にかいたようなどうしようもない感じで(笑」
シマダリファインパートナーズに入社する前は車両コーティングのアルバイト。
一通りできるようになると飽きてしまった。次の仕事を探しているなかで『ビルメンテナンス』という言葉に興味を持った。何の仕事かよくわからなかったけど、軽い気持ちで面接を受けると採用された。それが20代中盤の頃。
「まさか、こんなに続けるとは正直自分でも思ってもいませんでした。」
入社してすぐに現場回り。最初はわからないことだらけだった。
怒られることや失敗する事も多く、結構へこむことも。
リフォーム、小規模修繕、大規模修繕、入居者対応、住宅設備機器の交換、消防点検、植栽剪定、日常清掃。役職では部下を束ねるマネージャー職とあらゆる事を経験。業者さんやオーナー担当と意見をぶつけあい喧嘩する事も。それでも様々な経験は全部自分の糧となった。
「夢をあきらめろ!!」と
「夢をあきらめるな!!」
↑社長と子ども食堂にて
資格では宅地建物取引士を取得。全く聞いたことがない用語ばかりで、当初は頭を抱えたけどなんとか合格。
彼は千歳烏山という場所とこの会社、この仕事が好きだという。その理由を聞くと、