2023.01.05

紡いできたもの 繋いでいくもの

「かずさんにしか、振れない旗があるから」
私がこの記事を書くにあたって、先輩社員に今度こんな記事を書くのですが…と、相談をした時に、「かずさん」について先輩はこう語った。
親しみ込めて呼ばれている、「かずさん」とは。

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Summary
  1. 世界一周一人旅
  2. 世代を超えてその先へ
  3. この会社の面白さ
  4. あとがき

世界一周一人旅

島田一成。

シマダハウス株式会社

常務取締役兼資産運用事業本部本部長

 

はい、肩書き長いですね。端的に言うと、偉い方です。

2019年に今のこのポジションに就任したそう。

では、それまでは?

 

「前職は、某大手不動産会社に居て。

オフィスビル営業開発や、テナント誘致、ビル開発仕入とか、色々な事をやらせてもらった。そこを退職して、3ヶ月後の2013年にシマダに入社したんだ。」

 

その空白の3ヶ月が少し気になります。

家で思いっきりゲームとか?

 

「1人で世界を旅行してきたんだよね。

もうこんな機会は、そう訪れることもないだろうと思ったから。

ヨーロッパにアジアやドバイ、ロシアやラオスとか。

色んな建物を見たり、飲食店を回ったり、友達に会ったり。」

 

 

そんな3ヶ月の過ごし方もあるのですね、羨ましい…。

なんてうっかり遠い目になってしまいましたが、気を取り直して。

 

「シマダハウスに入ってからは飲食事業部に約5年。

<COMPHO>、シマダグループ飲食部門で運営している米麺(フォー)の各店のオープンを手掛けたりとか。」

 

どこか懐かしそうにスタッフ同士の飲み会でケンカになった話などもしてくれて。

え?まあ、ケンカするほど仲がいいとも言いますしね。

なんてフォローいれつつ、それも過去の話。

世代を超えてその先へ

現在の役割は賃貸管理部門の常務兼事業部長。

家主様より賃貸物件の管理を任され、日々管理業務に励むところ。

今の立場にたってからは?

 

「就任当初に、組織編成を大きく変えた。多少なり反発みたいなものはあったけど。

何かを変える時は、目的をしっかり意識するようにしている。

お客様満足度の為に何ができるかいつも考えていて。

組織編成も、目的の為の方法のひとつ。」

 

なんでも就任してから今現在(2022年12月時点)、社員が1人も退職していないのだとか。

お客様満足度の為であったことが、社員の働きやすさにも作用したのか。

 

今後について聞くと。

旅行や昔の話をしていた時の笑顔から、顔つきが変わり、瞳に強い光が宿る。

 

「シマダハウスと繋がりがある人達とのお付き合いが絶えないように、この先に繋いでいきたい。今まで紡いできたものを途切らせるわけにはいかないから。」

 

この会社の面白さ

「シマダグループの中に不動産、ホテル、飲食、介護など、あらゆる事業があるのは、他にはない強みだと思う。」

 

「元プロボクサーの旅行会社社長がいたり、お酒が飲めない酒蔵の社長がいたり、みんなで流氷ダイビングやりたいとか言い出す人がいたり、色んな人がいて面白いよね。」

 

事業の幅も、人の幅も広い。

 

「某大手企業にいた時は、大きな事業の中の、小さな一つのピースに過ぎなかった。

だけどここは、人に重点を置いて、根本的に人を大事にしているところ。」

 

最後に、好きな言葉を聞くと。

「“おもしろき こともなき世を おもしろく 住みなすものは 心なりけり”」

面白い面白くないも心次第。

何か起こった時はプラスにできないか考える。

 

事業部全体の明るい雰囲気は、彼のそんな思想の空気感からきているのかもしれない。

 

 

あとがき

彼にしか振れない旗があると聞いた時、それなりの立場がある人だから、

(発言力や決定権などにおいて)それは、そうだよね、と思ったけれど。

 

同じ会社の中で、同じ時を過ごしている私達。

それぞれの立場や役割があって。

見え方はきっとみんな違う。

 

だからこそ、

それぞれが自分の手に持てる旗を、振っていけばいいのだ。

「私は、私にしか振れない旗を振ろう」

 

振った旗に応えてくれる場所だから。

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