彼女のプロフィール
・兵庫県出身
・前職では幼稚園の先生、保育士、テレビのADなどを経験
・石垣島に移住して22年
・2017年7月1日から「ひばりの保育石垣のいえ」で勤務
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の第25回「宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)」において教育成果発表者(全国で2名選出)としてアメリカヒューストンへ派遣される
英語は全く話せないと言いながらも『テキサスに住めそう!』と語る驚異のコミュニケーション力の持ち主。
現在もヒューストンで出会った現地の方と、翻訳アプリを使って会話をし、マスクを送り合っているそう。
彼女が石垣島に来た理由
廣本先生は元々幼稚園教諭、保育士からテレビ番組制作のADに転身。
また兵庫県出身、30代中盤まではずっと本州で働いていた。
何がきっかけで石垣に?そしてなぜ保育士に?を聞いてみた。
『本州で働いていましたが、石垣島へ旅行に来た時に《アタシが住むのはココや》と移住を決意。
移住後、15年ほどインターコンチネンタルホテルで手作り体験のお店を営業していたが、ちょうど辞めようとしていたときに石垣の保育園の求人を新聞で見かけ《アタシが働くのはココや》と思い応募しました。
幼稚園勤務の時は、土日祝が固定でお休み。事務作業をする時間がなかなか取れず、残業が多くて。
企業主導型保育園は365日運営ですが、シフト制の働き方に魅力を感じました。』
幼稚園では3・4・5歳児が対象であることに対し、企業主導型保育園であるひばりの保育石垣のいえでお預かりするお子様は0・1・2歳児。シフト制以外にも違いはありそうだが、実際はどうなのだろう?
『幼稚園は行事に力を入れているし、教えるとそれだけのものが返ってくるので、成長を見られるところの達成感は半端なかったです。
保育園ではとにかく自分を第二のお母さんのように慕ってくれる子どもたちのかわいさがあります。
言葉をしゃべれるようになる、歩き出す、等成長の段階を見られるところや、基本の生活習慣を伝える楽しさがあります。』
ひばりの保育の面接では『幼稚園を定年退職した70歳の方もいるので大丈夫ですよ』という言葉に背中を押されたたそう。パートタイムで入社したのは52歳の頃。(2020年~正社員)
とある日のスケジュール
6:00 起床
海を望める自宅のカーテンを開けて、天気をチェック。
2匹のワンちゃん小梅・みかんのごはん準備とわしゃわしゃタイム。
自分の朝食はパンとアイスオーレを。
7:00 出発
準備ができたら「ヨシ!!」と声を出して出勤。
自宅から職場までは、車で7分ほど。
7:20 出勤 登園の受け入れ
園児が登園してくるのは7:30から。
それまでに受け入れの準備。
朝おやつまで室内遊び
絵本を読んだり、それぞれのおもちゃで遊んだりして過ごす。
9:20 朝の会 朝おやつ
朝の歌を歌い、名前をよんで元気にお返事をしてもらう。
10:00 お散歩
天気が良い日は、近所をお散歩。
ホテルの4階部分にある保育園なので、ホテルのロビーを通りながら、ホテリエにばいばい~と手を振り出発。
今日の行き先は離島ターミナル。お魚、海、大きな船を見に行きます!
11:00 給食の準備
子どもたちの手洗いうがい、おむつ替え、机やいすをセット。
11:15 給食
子どもたちの食事をサポートしながら、どのくらい食べたか、好き嫌いの様子、離乳食の段階や普通食への移行の時期などを確認、把握。
口の中に入れすぎたり、のどに詰まらせたりしないように見守る。
12:15 お昼寝(事務作業・交代で休憩)
お布団の用意をして、寝かしつけ。
異変がないか5分おきにブレスチェックをしながら、連絡帳を書いたり事務作業をおこなう。
14:30 起床 午後おやつ
寝起きの検温と同時に顔色、機嫌をチェックして体調に変化がないか確認。
おやつの歌を歌い手作りおやつを美味しくいただく。
15:30 見送り (18:30まで順次降園の見送り)
お迎えの時間まで好きな遊びを楽しむ。
保護者のお迎えで大喜びをしながら子どもたちが順に降園。
(今日も楽しく過ごし、けがもなく元気に降園する姿を見てホッとする瞬間)
16:30 退勤・着替え
早番の日は16:30に退勤!今日は地元のお友達と会う約束があるので、着替える足取りもルンルン。
小梅 みかんのごはんタイム!で一旦帰宅
18:00 友達と飲みに出かける
今日はおなじみのお店《瑚南》へ。
一息ついたら次のお店《蔵元sake&gallery》へ!地元出身のアーティスト(マストさん)のライブを観に!
サインをもらってご満悦。ライブではしゃぎ過ぎた。
21:00 帰宅
『今日も一日頑張りました。楽しみました!』
ほぼシャワー派。小梅・みかんとわしゃわしゃマッタリタイム。
22:00 就寝
明日に備えて就寝。最近欠かせない快眠グッズは両脇の抱き枕。
(時々、小梅 みかんになる)
月3~5回は総合体育館で行われるジャザサイズ(21年目)に参加するそうです。
人生は一度きり、笑顔一番がモットー
『石垣島の暮らし自体がすごく好き。
せかせかしていないし、地元の人も移住している人もみんな優しい。自室から眺められる海も最高。
石垣島に移住をするときは親に反対されたけど、行かなければ後悔すると思いました。
この先歳を重ねていくにあたって(もうそこそこ重ねてますが)どうしようかはまじめに考えなければならないですけど、もちろん、後悔はしていません。楽しんでいます!
そして、私は何事も《どっちもどっち》と思っています。
都会がいいとか、田舎がいいとか。
恋人がいるとか、いないとか。
結婚するとか、しないとか。
究極は男に産まれるか、女に産まれるか
どちらも良い面もあれば大変な面もあります。
今いる環境、状況を楽しむべし!!です。
どっちもどっちを比べて、石垣島で保育をやりたい方がもしいらしたら、見学体験に来てください!楽しい時間を過ごしましょう!』
笑顔一番!という四字熟語がとっても似合う廣本先生。
今日も子ども最高!と言いながら心からのスマイルでお世話する姿が目に浮かぶのでした。