2026.09.01

高齢者・保育施設で「マグロ解体ショー」をする理由

目の前で繰り広げられる、大迫力の「マグロ解体ショー」。
この人気企画を、シマダグループでは社内行事としてたびたび開催しています。
今夏は高齢者施設「ガーデンテラス仙川」の夏祭りに登場!
なぜ施設でマグロをさばくのか?
その熱気あふれる現場に、シマ報編集部が潜入しました!

シマ報 > 介護事業 > 高齢者・保育施設で「マグロ解体ショー」をする理由
Summary
  1. 理由①高齢者にとっての「体験」の大切さ
  2. 理由②園児たちにも貴重な刺激
  3. 理由③「食」の充実
  4. 理由④マグロ職人は職員!調理場を主役に!
  5. まとめ
  6. 音声はコチラ

理由①高齢者にとっての「体験」の大切さ

音声はコチラ

「おー!」
大きな歓声があがります。職人が、豪快に一本の包丁のみで大きなマグロを次々と解体していきます。

周りを囲む高齢者の皆さんの目は釘付けです。

 

 

大トロ・中トロ・赤身の部位について丁寧に説明してもらうと 「へえ~、そんなに味が違うのね」という感想も自然と出てきます。「小さなころは魚屋でよく見てたよ」と昔話に花が咲くひと幕も。

 

普段と違う刺激は、やはり施設の中で暮らす高齢者の方々には大きな影響があります。 実は、この「体験」というのが、今回「ガーデンテラス仙川」で開催された「夏まつり」の大きな狙いでした。 施設に入るとどうしても選択の機会は少なくなってしまいます。そこで、主体的な「体験」で、入居者の方々の認知機能の向上や、活動量を上げることで、日々の意欲や気持ちにもプラスに働いてほしい。そんな職員の想いが込められています。

 

非日常な「マグロの解体ショー」は、ダイナミックなマグロを見ることはもちろん、肌で感じる雰囲気や、盛り上げる声・解体する音、さらには、食べることでも、五感を刺激します。 ほかにも、1階から3階まで、それぞれのフロアに「ワニワニパニック」や、「ストラックアウト」など、職員が趣向を凝らして作ったゲームが並びました。 自身が選んだゲームを楽しむことに加え、職員の方々と触れ合う時間にも笑顔がこぼれていました。

 

職員お手製の「ワニワニパニック」。ワニは後ろから職員が操作。
スマートフォンから音楽を流し、ゲームセンターさながらの本格的な雰囲気。

 

お手玉を的に向けて投げる「ストラックアウト」。
ゲームを企画した新卒の職員が、寄り添いながら盛り上げます。
2ヶ月ほどかけて準備を進めてきました。

理由②園児たちにも貴重な刺激

「ガーデンテラス仙川」は、企業主導型保育園「ひばりの保育」も併設される、いわば「幼老複合施設」です。解体前のマグロは、0~2歳児の園児たちも見学しました。

初めて見る大きな魚に、最初は驚いた様子の園児たち。しかし、次第に慣れるとマグロをぺちぺちと触り、「つめたいねー!」「かたいね!」と、興味深そうに感触を確かめていました。丸ごと一匹を見ることの少ない魚、しかもめったに見られないマグロは、子どもたちの心に残ったようです。

 

※乳幼児の安全に配慮し、園児への生魚(刺身)の提供は行っておりません。

 

ちなみに、夕方には、園児たちもゲームに参加。親子で楽しめるゲームは好評で、お菓子やかき氷も満喫し、夏の思い出の一ページとなりました。

 

 

翌日の連絡帳には、保護者から「ありがとうございました」「いただいたヨーヨーを気に入って遊んでいました」「かき氷を夢中になりながら食べていました」といったコメントが寄せられました。

理由③「食」の充実

解体されたマグロは、もちろんその日の食卓に登場しました。※高齢者施設のみ

 

 

お刺身やネギトロ、漬けマグロなど、さまざまな味わい方をご用意。
大葉や海苔、トロロ、ガリ、卵焼きといったトッピングも充実しています。

 

入居者の皆さんは、職員と一緒に具材を選び、「もう一枚、もう一枚」と刺身をたっぷりと盛り付けながら楽しんでいらっしゃいました。

 

マグロを楽しんでいる入居者様

 

マグロは、入居者の皆さん一人ひとりの食事形態に合わせて提供。
居室で食事をする方にも届けられました。

理由④マグロ職人は職員!調理場を主役に!

マグロの解体ショーを担当したのは、実は職員。施設に勤める前は飲食店で働き、週1回、マグロの解体ショーを行っていたといいます。

 

ネギトロを運ぶ、担当職員。

 

シマダグループには、さまざまな経歴を持つ社員が多くいます。そして、それぞれのバックグラウンドの「強み」を仕事にも生かすことで、「いい時間(とき)」をみなさまに届けることを目指しています。

 

「マグロの解体ショー」を行う背景には、施設長の思いもありました。

 

「調理場は、仕事内容が異なるため、どうしても距離を感じてしまいがちです。しかし、施設にとって、また入居者の皆さんにとって、『食』は楽しみの面でも健康の面でも重要です。普段から連携が取れているからこそできる対応があります。調理場を主役にしたイベントを設けることで、さらに連携を深めていきたいと考えています。」

まとめ

「ガーデンテラス仙川」は、高齢者施設と保育施設を併設し、入居者と園児が触れ合うことで「いい時間」をつくることを目的としています。

 

コロナ禍でも、ダイニングの窓ガラス越しに、保護者に連れられた園児と高齢者が手を振り合うなど、併設の利点が生かされてきました。

その後、感染状況が落ち着くと、園児と高齢者は「ようやくお話ができましたね」と笑顔を交わしたといいます。現在では、園児たちが定期的に高齢者施設のデイサービス(日中のレクリエーションなどの活動)に参加しています。

 

世代間交流は、園児たちにとっても貴重な経験です。初対面の大人では緊張してしまうこともありますが、普段から交流していることで、園児たちは高齢者との時間を楽しめているといいます。

高齢者にとっても、普段は何かをしてもらう立場から、「子どもたちのために何かしてあげたい」という気持ちが芽生えることは、施設で暮らすうえで大きな変化となります。

 

「夏まつり」ロビーにて

 

「マグロ解体ショー」が目玉となった夏まつりのひとときは、0歳から100歳まで、笑顔こぼれる時間となりました。

 

▷「ガーデンテラス仙川」のコンセプトについてはこちらの記事をご覧ください。

高齢者と子どもが触れ合うという「いい時間」をつくる。

 

「ガーデンテラス仙川」
「ひばりの保育 仙川のいえ」

音声はコチラ

音声版のシマ報です!

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【stand.fm「#49 高齢者・保育施設でマグロ解体ショー」をする理由

 

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