原点は「島田精米店」
シマダグループの歴史の針を巻き戻すと、一軒の精米店にたどり着く。1952年に東京・世田谷の千歳烏山で産声を上げた「島田精米店」だ。
「お米で皆を笑顔にしたい」――その一心で始まった商いは、地域の人々の暮らしに寄り添い、毎日の食卓に温かい灯(ひ)をともし続けてきた。
この「島田精米店」から始まった、誠実にお客さまの日常を支えるというスタンスこそが、のちに広がっていくシマダグループすべての原点であり、私たちがもっとも大切にしているものなのだ。

多角化する事業を貫くお米のDNA
移り変わる社会のニーズとともに、グループは「メタモルフォーゼ(変態)」を遂げてきた。
現在は、不動産・介護・ホテル・飲食・保育・旅行・酒造の7つの事業を展開し、0歳から100歳以上まで、あらゆるライフステージに寄り添う時間を提供している。
一見すると、それぞれの事業はバラバラのジャンルに見えるかもしれない。しかし、その根底にある一本の太い幹、それこそが「お米のDNA」だ。
「お米のように、人々の暮らしになくてはならない存在であり続けたい。たくさんの人に『いい時間(とき)』を提供したい」。
この想いは、すべての事業部に深く息づいている。
※「いい時間(とき)をつくる」は、シマダグループの経営理念。
※メタモルフォーゼとは……
生物学的意味の「変態(いも虫が蝶になるように、姿を変えること)」に由来する、シマダグループにとって、経営姿勢を表す重要なキーワード。
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ホテル事業部で働くスタッフ
「こめびと」が果たす役割
グループの規模が広がり、共に働く仲間が増える中で、一つの課題が生まれた。
各施設を紹介するリーフレットは増えた一方で、「シマダグループ全体がどのような想いで動いているのか」を、お客様や世間の皆様に十分に伝えるツールがまだなかったのである。
また、現場で奮闘するメンバーにとっても、「私たちは何者で、どこへ向かうのか」を共有する拠り所が必要になっていた。
単なる営業用パンフレットではなく、働く「人」の想いに焦点を当て、米屋から始まった私たちが届ける「いい時間(とき)」を温かな言葉で伝えたい。そんな想いから、グループの総合冊子づくりが始まった。
Web全盛の時代にあえて紙の温かみや手触りにこだわったのも、じんわりと人々の心に浸透している、お米のような存在を目指したからである。
命名は、辻仁成氏
制作過程は山あり谷あり。そんな時、手を差し伸べてくれたのは作家の辻仁成氏だった。
※辻氏との出会いについて詳しくは、第1号の編集後記に書かれているのでぜひ読んでいただきたい。
「お米のように毎日の暮らしにそっと寄り添い、お米を作る人のように実直に未来へ向けて歩む『人(びと)』でありたい」――。そんなシマダグループの願いを汲み取り、辻氏によってこの冊子は「こめびと」と命名された。
そして、私たちの想いを丁寧に形にしていった。
「いい時間(とき)」を、これからも
2023年8月、ついに総合冊子「こめびと」が創刊した。以降、年2回のペースで刊行を続け、2026年7月には第6号を迎えた。
「こめびと」の誕生はゴールではなく、新たなスタートラインだった。
ページをめくるすべての人に、心地よく豊かな「いい時間(とき)」を届けるために。
1952年の創業から脈々と受け継がれてきた「お米のDNA」を次の世代へつなぐために。
シマダグループのアイデンティティは、この一冊とともに、これからも大切に育まれていく。
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【stand.fm「#41 お米のような存在でありたい。シマダグループが総合冊子『こめびと』を届ける理由」】
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